ロライマ山の卓状地(メサ)-3 | 先祖を尋ねて

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姓氏のご紹介はほぼ終わったので、日常雑事、架空の物語、政治経済など気儘に書き込む。
参考資料、文献などは要所に集約して示す。

ロライマ山の卓状地(メサ)-3
花鳥風月

メサの裂け目


 ギアナ(ガイアナとも)高地の卓状地(メサ)の全ては、
3000mも隆起した際に、発生した無数の割れ目がある。
その裂け目は膨大な雨もことごとく、吸い込む。

画像の上で クリック 拡大します。

07ロライマ山.jpg08ロライマ山.jpg
図07.ロライマ山の頂上1

 別名「雨の沙漠」と呼ばれる。砂漠ではない。
大量の雨で養分が流され、植物が育たない。
次図と合わせてご覧ください。


図08.ロライマ山の頂上208ロライマ山.jpg
 前図に接続します。雨に流されると結局は、レイン・ハザート(雨の沙漠)
になってしまうのだ。
(T_T)

図09.ロライマ山の裂け目109ロライマ山.jpg
 雨は流されると云うよりも、先に吸い込まれる。

図10.ロライマ山の風化10ロライマ山.jpg
 遠目には平坦に見える卓状地と命名されたが、最近の探検の結果、
硬い砂岩が藻類・菌類と風化の共同作用で、この様に削られて、
奇怪な岩山となっている。


図11.ロライマ山の裂け目211ロライマ山.jpg
 山の裂け目は「岩の迷宮」とも言われる。多くの探検者が迷い込み戻らない。
地上にも不思議な不可解な場所は少なくない。 (@_@)
中央上部に赤い上着の登山者を確認できますでしょうか?クリック 拡大

[参照文献]
講談社:科学雑誌Quark 1990.OCT. 10月号

(続く)