大鏡Part 2(原文) | 先祖を尋ねて

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姓氏のご紹介はほぼ終わったので、日常雑事、架空の物語、政治経済など気儘に書き込む。
参考資料、文献などは要所に集約して示す。

大鏡Part 2(原文)
古典

人の巻


 昨日、天の巻を無理に終わらせた序に、
地の巻は省略しよう
(笑)。最後の人の巻です。

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原文11.10.
 宇多法皇が玉縁を身近に召した時の状況。
月を弓張という理由を歌に詠ませている。
〔216〕醍醐天皇の御代、古今和歌集を撰定された時、
貫之、忠岑、躬恒が御書所に召されている。

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原文13.12.
〔217〕例の侍が「円融院が紫野に子の日の遊び」を質問している。 
身分の上下を問わず和歌の賞美して面白い会だが、
それにも漏れてしまった好忠はお召し歌人の席に強引に座ってしまった。
小野宮殿、閑院の大将ーー

〔226〕頼通養女入内 皇后禎子、内裏退出
関白頼通が養女として育てた故式部卿の宮(敦東親王)の姫君(?)は



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原文15.14.
今上天皇に入内するので、それに先立って后の宮禎子内親王が退出。
世間の人々は非難申し上げた。
帝はどの様に御慰めになったか。后の宮の御歌は

 今はただ、里に下がって遥かな月を眺めるだけで、
 いつまた大皇にお目にかかれるかわかりません。

ーーー
この后の宮の御方には、素晴らしい女房が沢山いて伊賀少将・小弁・小侍従など、
能書家や歌人など華やかで素晴らしい様子で宮仕えさせておられます」

何か中途半端だが、これにて「大鏡 人の巻」を終わる。
次回は、読み易くして総集編とします。