46_5分で読めるひと駅ストーリー 夏の記憶 西口編 | mimi 読書三昧

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「このミステリーがすごい!」編集部 編

宝島社文庫

2013年7月発行

 

はい、前回はこちら

 

今回の方が前の発行ですが・・

「夏の記憶」を今読むのもねえ、と思って冬から読んだのでした。

と言いつつ、一緒に借りてきてしまったので、続けて夏編も、です。

 

今回は28名によるショートショート。

最初が中山七里さん。最後が乾緑郎さん。

「夏の記憶」なので主題はお盆、夏休み、水着に海に白浜などなど。

 

中山七里「盆帰り」お盆がテーマ。ラストが秀逸。

小林ミア「西瓜」彼のおばあちゃんと過ごす最後の夏。これもなかなか。

浅倉卓弥「落ち屋」これはまた全く違った意味で面白く。

友井羊「憧れの白い砂浜」宇宙船の中での出来事。怖い!

上村拓「啼く蝉」幸せな人生を振り返りつつ・・蝉の声を聞く男性。でも固い決意が!

岡崎琢磨「名前も知らない」通学電車の中での出来事、淡い思い出。

乾緑郎「死体たちの夏」いや・・凄まじい内容なのですが・・最後に明かされてみれば。

 

こんな感じで。他もなかなかの秀作揃いでした。