唐木田探偵社の物理的対応 | mimi 読書三昧

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似鳥鶏

角川書店

2023年10月発行

 

似鳥鶏さん、大好きです。

前回はこちら

 

今回も新刊。なかなか順番が来ませんでした。

ようやく回ってきて・・

 

う〜ん。今回の本。

似鳥さんにしてはちょっと読みにくくて・・

最初は特に・・

 

まあ途中からはズンズン読めましたよ。

設定がまたしても飛んでる!

雰囲気は戦力外捜査官みたいな?

 

主人公は19歳の大学生(男子)。

ある日、ふと気づくと汚い月が見えて。

しかも! 飛行機がその月の裏側を通って行った??

そんなはずが・・あるわけない・・

その後、周囲に怪しいことばかり起こるようになり。

ついにナース服の女に襲われます!

 

そこに出現したのが・・奇妙な服装をした二人組。

助けてくれるのですが・・最後に言った言葉は・・

「たった今、あなたの就職が決まりました」

「ようこそ。唐木田探偵社へ」

 

そのあとは事情説明やら唐木田探偵社の紹介やら。

探偵社に勤める怪しい人たちがたくさん。

 

はい、どうも・・怪奇現象をやっつける部署?

人間の恐れや怖いと感じる気持ちが作り出した数々のもののけ?

それらを物理的に打ち壊すことにより対応する。

恐れがないと出現してくれないので持参する武器も微妙。

主人公は「ネズミ」の名前をもらって研修を受けて・・

まずは自分が殺されないための訓練から。。

そして配属され次々とくる怪異に対応していきます。

 

合間合間に同僚たちが社員になった事情も語られ・・

あちこち文字のフォントも違ったり・・

おどろおどろしいところもいっぱい。

校閲の人、大変だったろうな・・

 

はい、とても面白く、最後はどうしても一気読み。

当然のごとく・・寝不足な本日です。

似鳥鶏さんの後書きもいつも通りの健在で。

猫って本当に箱が好きみたいですね。