S. J. ローザン

直良和美 訳

創元推理文庫

2023年6月発行

 

お初の著者さんです。

でもシリーズもののようですよ。

私立探偵のビル・スミス。

相棒のリディア・チン。

2人それぞれ、個別のシリーズがあるらしく・・

今回はスミスの方が主体のお話です。

 

舞台はニューヨーク。

依頼人は・・

刑務所で画才を見出され、現在は画家として活躍中のサム。

アート界の大物たちが仕切って釈放キャンペーンを実施。

現在は刑務所から出てきた状態です。

 

そんなサムの依頼は・・

最近、発生した2件の殺人事件。

その殺人犯が自分であることを証明してくれ、というのです。

そしてまた刑務所に戻りたい、というのが希望。

 

でも・・実際の殺人のところは全く記憶に残ってない!

そもそも刑務所に入れられていた理由は女性の殺人事件。

その時には怪しい薬を飲まされてしまい、殺害に及んだのですが・・

今もアルコール中毒のような状態だけれど、全く記憶がないのもね。

 

そんなこんなで本当にサムがやったのかどうか、調査を始めます。

アートのお話もいっぱい。

サムの周囲もへんな人がいっぱい。

弟のピーターとレスリーの夫婦。

写真家のトニー。ギャラリーのオーナーなど。

 

必死で見張っていたのに・・また殺人事件が起きてしまい・・

さてさて・・

 

はい、とても面白くて・・途中からは止められず・・

完全に寝不足の本日です。

これだからね・・読書は身体に悪い。。

 

シリーズの他のやつもあれば良いのになあ。