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岸本葉子

中央公論新社

2015年9月発行

 

珍しく、ミステリではない普通?の小説です。

岸本葉子さん。

それほど読んでないかなあ・・

 

さて、主人公は和久井いさみ

40代。独身。倹約家。

近所のスーパー万寿屋とその近くでよく見かける老婦人。

少しずつ話すようになり・・

 

ひょんなことからスーパーの隣にある家に上がらせてもらう羽目に。

壁もあり外からは窺えなかったけれど・・

庭に入ってみると、可愛い家が建っていて・・

外見は一部洋風、でも中は思いっきり昭和な家。

そして出してもらった糠漬けが絶品!

 

小さい頃を思い出して懐かしくなってしまったいさみですが・・

実は不動産屋が2軒もこの土地を狙っておりまして・・

何かというと営業担当者がうるさいくらいやってくる。

必死で撃退しているのが実情

 

そのうちに老婦人は病がちになり近くの娘のところに移ってしまって。

いよいよ家は売られるのか?

そう思ったらどうしても惜しくなってしまって・・

いさみは1階だけでも貸して欲しい!と主張します。

 

そして・・借りる理由として「カフェ」を開きたいのだ、なあんて。。

娘さんとのやりとり。本当にカフェをするなら何が必要か・・

だんだんと具体化して行き・・

 

というようなお話でした。

過当競争のカフェ。

1年続けばラッキーか?

 

焼きおにぎりと糠漬けがとてもとても美味しそうでした。