おいっす

けーいちですニコニコ

 

梅雨明けもしてないのに晴れると真夏のように暑いですね~

 

雨と走行枠の関係でなかなかテスト出来なかった2台のテストに鈴鹿サーキットへ行ってきましたので、結果報告させて

頂きますね。

 

まず、今回のテストは

S2000は 試作汎用アンダーパネルの強度確認、ダウンフォース量の確認、オマケで足廻りのセット変更したので軽く確認

 

 

 
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GR86はバッフルオイルパンを交換したのでコーナーでの油圧ドロップの確認とダンパーの仕様変更したので変化の確認です。

 

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ではS2000から
今回制作のアンダーパネルは発売価格を出来るだけ安く、そして効果がしっかりある物。
という考えで作りました。
ドライカーボン製の効果のあるアンダーパネルは多く出てますが安価なFRPとなると
効果が無かったり強度が無かったりと実戦にて使用出来る物がありませんでした。
そこでFRP工場の職人さんと何度も話し合いコアマットを入れハードポイントを作るなど
行い制作しました。
 
今回のテストの第一の確認は強度テスト
心配は無駄に終わるぐらい強度確認については全く問題無く、脱落、破損バタつきなど無く走行出来ました。
 

次はダウンフォースの確認

乗ってみてダウンフォースある!めっちゃ良いとかフィーリングで話されても信憑性無いですよね。

今まであの人が言ってるから大丈夫!とか言って使ってみて騙された人いませんか?(笑)

K1 Labではそんな適当な評価では無く、ちゃんとセンサーを使用し数値化してリアルダウンフォースの

数値化をしました。

今回使用したセンサーはダンパーのストロークセンサー。

それをMOTECのC185ダッシュロガーにてロギングしました。
 

 

 
車両には他にも色々なセンサーを取り付けており、Gセンサーとは別にYawレートや車高センサーも取付して車の状態を
走行後にデータ、数値として見る事で車両の走行データの解析をしています。
当然ドライバー側の操作に関係するセンサーも取付してあるので操作が悪くて車が変な動きをしているのか、車が悪くて
ドライバーが変な操作をしなければいけなったのかなどの確証ツールとしても使えます。
 
さてそのセンサーを今回みなさんが欲しいダウンフォースの数値が見れるよう計算式を入れダウンフォースを表示させました。
 
 
初めてMOTECロガーを見る方が多いと思うので説明させて頂きますね。

まずコースは鈴鹿フルコースです。

表示は上からグランドスピード(対地速度)

スロットルポジション(アクセル開度)

ブレーキプレッシャ(ブレーキ圧力)

タイヤシュリンク(タイヤの縮み量)

ステアリングアングル(ステアリング角度)

ダウンフォースフロント

ダウンフォースリヤ

ホイルレート FL FR (ホイル荷重)

ホイルレート RL RR

 

をこの画面では表示させております。

そしてカーソル位置はメインストレートエンド

スロットルが全開だと多少は車両がスクワットしてしまうのでスロットルを戻して可能な限り、風洞実験に近い状態に

しました。

テスト時の風速、風向は計測しておりませんが、気象庁情報によると隣の津市で風速1.4m 風向 南東でした。

気温は32度 湿度 82% 気圧 1014.1hPa

ログからも分かりますが、車速は約200km/h

コースのアスファルト舗装のウネリなどを拾って数値が安定しませんが、次にお見せするノーマルバンパーログと比較出来そうな

位置にてカーソルを置きました。

 

上記画像はK1バンパーに今回試作した汎用アンダーパネルを装着したログデータになります。

画像からも分かる通り ダウンフォースはフロント190kg リヤ 58kg出ております。

 

これだけだとそれが凄い数値なのか分からないと思うので、走行枠は違いますがバンパー以外同条件にてノーマルバンパー+モデユーロリップ付きにてテストを行いました。

 

 

 

色々思う事はありますが結果報告w

 

 

ダウンフォースはフロントが62kgのリフト。分かりやすく言うとアップフォースw

リヤは100kgのダウンフォース

 

リヤウィングの角度、前後方向の位置は当然変更ありません。

コーナーウェイト調整をした事ある方なら分かると思いますが1輪車高を上げれば反対側は減ります。
ダウンフォースも同じでフロントが減ればリヤが増えます。

なので先のアンダーパネル付きでのテストと同じウィング仕様でも大きく数値が変わります。

 

ちなみにアフターパーツのエアロフロントバンパーで私の知る限りダウンフォースが出ているのは弊社のバンパーは同条件で約50kg

あとはジェイズレーシングさんのバンパーぐらいではないかと思います。

バンパー下面がフラットになっているぐらいでは整流効果しか望めなくダウンフォースは出る事はほぼないです。(リヤウィング装着車両)

テスト時は純正インナーフェンダーが付いているのでバンパー下部はほぼフラットになっております。

 

今回制作したアンダーパネルの効果が数値で分かって頂けましたか?

ちなみにドライバーコメントとしては、全然違う車になった!逆バンクあとのダンロップコーナーが全開でいけなくなってコースが足りなくなり怖かった!と言っておりました(笑)
あとストレートがアンパネ装着時の方が伸びてる気がする!との事
これは途中でスロットルを抜いていたり最終コーナーの脱出速度が関係するので少ないLAPでは検証が難しいのでコメントだけで。

 

効果効能の説明が終わったので営業トークw

今回工場から忙しすぎて月産1~2個ぐらいしか納品出来ないよ!と言われております。

まだ価格も初期デリバリー時期も未定ですが、お急ぎの方はお早めにご注文お願いいたします。

既に常連さん達から見切り発車のご注文頂いております。

正式な金額は決まっていませんがFRPが7万円ぐらい? カーボンFRPが10万円ぐらい?と思っています。

(試作取付時に数点修正箇所があるので、工場より正確な製品見積がまだ来ておりません)

年末のアタックで使いたい!などお急ぎで、多少予想金額よりも値段上がっても構わない!と言って買って頂ける方は

見切り発車注文お待ちしております。

 

↓↓↓見切り発車専用注文カート↓↓↓

 

 

次はGR86テストについて

 

なんかめっちゃ長いブログになるな~

書く方も疲れるけど読む方も疲れますよね(笑)

 

ちゃちゃっといきますw

 

 

GR86もMOTECのダッシュロガーを装着しております。

GR86は多くの情報がCANに流れているので追加センサーは少ないです。

油圧センサーとストロークセンサーのみ追加

あとは純正センサーを使用しております。

 

最近あまり聞かなくなりましたがGR86のエンジンブロー

ストレーナーの詰まりが原因と言うのが有力情報とされていますが、K1では詰まっているところにコーナーでの油圧低下が

一番の原因と思っております。

中には粗悪な柔らか過ぎるオイルを使用して壊れているのもあると思いますが。。。。。

 

テスト日も多くの86がスポーツ走行に来られていましたが、1台メタル音が出てしまっているお車もありました。

鈴鹿は横Gが長く続くので油圧切れになる事が多く、後付けメーターを取り付けた程度だと走行中の一瞬の油圧ドロップを

確認する事が出来ずエンジンにダメージを与えてしまい、最後はエンジンブローしてしまう。と言う流れと思います。

実際上の画像から分かる通り油圧ドロップは一瞬です。

世の中のサーキット走行される86乗りの方全員がロガー付きのメーターを装着すればみんな笑顔で楽しく走行も出来るのですが

予算的に全員は無理ですよね。

そこはショップの仕事だと思うので、ロガーメーターを装着して効果のある油圧切れ対策を行いお客様へ情報をお伝えして

対策を行って頂く事でみんな笑顔で楽しく走行しましょう。w

 

今回のテストで油圧切れ対策は完璧になったので、サーキット走行をされている86乗りの方、これからサーキット走行をする

予定のある方、是非K1へお越しください。

 

そしてサーキット仕様のダンパーもかなり良くなりました。

アンダーがよく出るGR86がオーバーステアの車になりました。

あとはセットアップでニュートラルステアにしていくだけなので出口が見えてきました。

テスト車両はGTウィングも無いのでウィング付きなら今のままでもニュートラルステアかも?

 

GR86の足回りはもっと熟成させていきます。

 

長くなったのでこのあたりで終わりましょうw

 

色々問い合わせ、ご注文ほんとよろしくお願いします~チュー