カルシウムパラドックスという言葉があります。

 

カルシウムをたくさん摂取している国ほど骨が脆くなっているというものです。

 

アメリカの医学博士であるFrank A. Oski先生は著書でこう述べています。

 

『戦後、アメリカが牛乳消費拡大のために日本に牛乳と小麦を大量に売り付け、その牛乳を捌くために「体に良い」と広めてきました。

 

 牛乳を大量に飲むほど体によいとイメージ作りをしてきてますが・・・。

 

 多くの日本人が、嗜好を植え付られ、大量消費している事が、危険なのです。

 

 牛乳のプラスのイメージを伝える教育・宣伝はなされているが、牛乳のマイナス面も伝える事も大切です。』

 

 

面白い実験のお話をみつけました。↑
 

画像はマウスの人工的に骨折したレントゲン写真である。


動物性カルシウムをマウスに投与した群はどれも二週間経過しても骨は骨折したままであった。

 

だがスギナの粉末を投与したマウスは仮骨が成長ししっかりと接合し骨折した部分が治癒していた。

 

 

 

これとよく似た実験例があって、ニワトリの卵の実験です。

 

 

 

ニワトリの卵の殻は炭酸カルシウムが主成分である。

 

全くカルシウムを与えず殻のない卵しか産ま なくなったニワトリに、ケイ素の入った『ケイ素鉱物』を与えただけで、カルシウム豊富な卵殻を 作り出した。 

 

身体の中で、ケイ素からカルシウムに替わり、骨の形成を促進する。

 

身体の中で「元素変換」がおきている。

という、不思議な不思議な結果でございます。

 

鉛から金を作り出すようなもので、錬金術のようなことが身体の中で起きている不思議。

 

理論はともあれ、実験結果がまずは私たちにとって大切なところです。

 

ケイ素の有用性を伝えるレポートからの引用ですが、大変興味深い内容でした。

 

すると、

ケイ素の豊富なスギナのお茶

なんか最高なのかしら・・と、そう思います。

 

シダ植物であるスギナは、そのへんにいっぱい生えてますね!

スギナをとってきて、乾燥させたのに、熱湯を入れる。

スギナのお茶のできあがりです。

 

味も悪くありません。

 

 

 

 

https://www.powersilex.com/Silica_booklet_20210601.pdf

シリカシンターという商品を宣伝するパワーサイレックス株式会社さんのレポートからの引用でした。

シリカシンター、1日3円ということですよ。

 

Amazonに売ってた。


 

 

この「シリカセンター」という商品について考察した動画も見つけました。

 

こちらの動画では、「シリカセンター」は食品添加物で安全だけど、「不溶性ケイ素」である。

 

身体に吸収されないのでは?

 

値段の高い「水溶性ケイ素」とは違って効き目に疑問・・というレポートです。

 

コリンキャンベルのWHOLEっていう本を今読んでますが、その中で、栄養素の一部分だけを抽出した「サプリメント」より、「自然の食物」の形で摂取した方が断然良いという結論で、かなり詳細に解説しています。

 

すると、「ケイ素」をとるんだったら、「野菜」とか食べた方がよくて、それでOKってことになるんでしょうね。

コリンキャンベルは、こう言います。

 

研究の結果導き出された、理想的な人類の食事とは、次のようなものです。

 

植物由来の食べ物を、できる限り自然の状態に近い形(つまり、「ホールフード」)で摂取します。

 

多種多様な野菜、果物、生のナッツや種、豆類、全粒穀物を食べます。

 

加工度の高い食品や動物性食品は避けます。

 

塩、油、砂糖も使いません。

 

カロリーの80%を炭水化物から取るようにし、10%は脂質、10%をたんぱく質から取ります。

 

本書の中ではこれを

 

「プラントベース・ホールフード」(plant-based whole food、植物由来の自然食)

 

略してPBWF食と呼ぶこととし、PBWFのライフスタイルという言葉もときどき使います。

 

コリンキャンベルは、ビタミンEのサプリメントについては、次のように書きました。

 

 

「ビタミンE」サプリメントはリダクショニズムで期待されるような作用をしないことが、先の研究で証明されました。

そしてそれは、
ビタミンE」を含む食品を摂ることの重要性を教えてくれます。

 

さらに、最近の研究で、「ビタミンE」サプリメントと摂取と総死亡率との間には別の関連があることが判明しました。(ビタミンAとベータカロテンについてもいえることで…)

 

もうお分かりのとおり、サプリメントで「ビタミンE」を補給しても今以上に健康になることはなく、かえって死期を早める手助けをしてしまい兼ねないのです。

 

「ビタミンE」を、「ビタミンA」や「ベータカロテン」におきかえても同様だと実験の結果、明らかだと伝えていますね。

 
「シリカ」も同様なのかな?
 
先の動画、「不溶性ケイ素」の「シリカセンター」は、「不溶性」だから、体に吸収されることなく排出されると推測して語っておられます。
 
でもね、ニワトリの実験ではどうでした?
 
ケイ素鉱物(=不溶性ケイ素)を与えたら、卵の殻が作られるようになったとあるじゃないですか。
 
この事実が、人間にもあてはまりそうに、私には思えるのですよ。
 
ラットの実験は、スギナの粉末を与えたそうで、これは、「水溶性ケイ素」ってことですね。
 
 
いずれにせよ、
「プラントベース・ホールフード」(plant-based whole food、植物由来の自然食)
ならば、シリカ不足になることはないのでしょう。
 
 
なお、コリンキャンベルのことを書いた過去のブログはこちらです。
酪農家の息子だったコリンキャンベルが、牛乳ががんを促進するという事実を知りショックを受ける話を紹介しています。