うちの中学校でアルトリコーダーの販売がありました。

今年は70本ほど売れた模様。

アルトリコーダーは音楽の授業で使われます。

 40年以上も昔、中学生だった私は、リコーダーである高音がうまくだせずにいました。音楽の授業で、生徒が順番にある音を吹くということがありまして、そのとき、変な音が出て、それを修正しようとした先生が何度も中学生の私に吹かせるのだけど失敗する、みんなが笑うという、そんな場面があったことを思い出します。

 うまく音が出せなかったなあという苦い思い出があるのだけれども、その同じ音楽室でビバルディの春を聴き、この世にこんないい曲があるのかと感動し、バッハのフーガト短調に感動し、バロック音楽の素晴らしさに目覚めたのが中学校の音楽室なのでありました。

 

そのことで、車田和寿さんがyoutubeでお話されていました。

 

 さて、第四番の独奏グループは2本のリコーダーとバイオリンによって演奏されます。

 そして、合奏グループは2本のバイオリン、ビオラ、チェロ、ヴィオローネと通奏低音で演奏されます。

 この曲の特徴は何と言っても、2本のリコーダーです。

 リコーダーと聞くと小学校で使ったプラスチックのリコーダーを思い浮かべると思いますが、本物のリコーダーは木でできていて音も質感も全く違います。

 リコーダーはモーツァルト以降クラシック音楽からはすっかり姿を消してしまったんですが、その理由は音が小さいからだと思います。

 巨大化するオーケストラの中でだんだんとその居場所っていうのを失ってしまったんです。

 しかし、バロック時代においてリコーダーは花形でした。

 木の柔らかく美しい音色が特徴です。

 それにしても音楽の授業ではあんなにたくさんリコーダーを使うのに、このような素晴らしい音楽を聴かないのは本当に不思議です。

 みんなリコーダーってのが、どんなに素晴らしいものなのかってわからないまま、チューリップの歌とかを演奏して終わっちゃうんです。

 これじゃ、みんなリコーダーに触れていても、リコーダーをやってみたいという心はなかなか育たないと思います。

 

納得のお話です。

ブランデンブルク協奏曲は第5番が人気で、車田さんの動画のコメントに次のようなのを書いたのが1年前でした。

 

ブランデンブルク協奏曲は40年も前の1980年ごろ、中学3年だった私が、当時NHKFMで流れた第5番をエアチェックしてカセットテープに録音したのがお気に入りでそれこそテープがすり減るくらい聞きました。

 

ジャン=フランソワ・パイヤール 指揮、パイヤール室内管弦楽団 ジェラール・ジャリ(ウ゛ァイオリン)/ジャン=ピエール・ランパル(フルート)/ピエール・ピエルロ(オーボエ)/ジャック・シャンボン(オーボエ)/ポール・オンニュ(バスーン)/モーリス・アンドレ(ホルン)/アラン・マリオン(フルート)/ルーアンヌ=マリー・ベッケンシュナイダー(ハープシコード)。

 

1973年6月の録音だったのですね。 

 

こののち、マリナー&アカデミー室内管弦楽団のブランデンブルク協奏曲がお気に入りでこちらもすり減るくらい聞くこととなりました。

 

↑を見るとリコーダーの活躍が見て取れます。

バイオリンもかっこいい曲です。

第三楽章のバイオリンもかっこいい。

この動画見てると、なんかリコーダーできそうな感じがするんだけど、うちの娘の使ってたリコーダーがあるので、練習してみようかな。(^▽^)

 

 

 

↑第三楽章の途中のバイオリンとリコーダーの追いかけっこの部分。

バイオリン男性がけっこう動く。リコーダーの女性2人もいい感じです。