祖父母と別れ暫く電車の中で泣いていた

母ですが次子おばさんの家に近づくと

元気を取り戻していました


私はワクワクが止まりません




いつも信仰宗教の行事絡みで

ゆっくり会えないのに

今回は宗教は関係なく 

しかも1週間も一緒にいらる

従姉妹達は歳が少し離れていて

もう働いていましたがそんな従姉妹達も

交代で休みを取って遊びに連れてってくれる

夢の1週間の始まりです


最寄駅には次子おばさんが待っていました


「よく来たね」


いつもの優しい笑顔でした

夜には従姉妹達2人とも再会

どちらも優しい笑顔


1週間色々な所に連れ行ってくれました


勿論母もずっと機嫌がいいし

どこでも意地悪な兄が次子おばさん達の

前では嫌がらせをしない



2日目までは純粋に楽しかったです

3日目からも楽しいのですが

帰る日まであと何日しかない

と帰る日が近づいてくるのを思うと

悲しくなってくるのでした


このまま時が止まればいいのに

何度も思いました


次子おばさん達との別れが異常に辛いのは

次子おばさん達といると

機嫌がいい母が別れるといつもの母に

戻ってしまうのが怖いのと

圧倒的に愛情に飢えていたんだと思います


誰の前でも私を悪く言う母

皆黙って聞いています

時には笑って聞いている人も


そこで私が怒り出したり不機嫌になると

皆がいなくなった後

狂ったように怒鳴られ無視が始まります

だからいつも苦笑いで聞いていました 

凄く傷付いていましたが


でも次子おばさんだけは違いました

私を悪く言う母に

「どうしてそんな事言うの」

「ななちゃんはこんなにいい子なのに」

「それはななちゃんのせいじゃないでしょ」

「そんな事誰にでもあるでしょ」

「ななちゃんだって出来るよ」


などなど

いちいち反論して優しく庇っくれてました

母は次子おばさんの言葉でそれ以上

言わなくなります

私を擁護してくれる唯一の人

そして私のいいところを見つけ誉めてくれる

唯一の人でした


あっと言う間に1週間は過ぎました

従姉妹達は仕事があるので朝お別れし

最寄りではなく大きな駅まで

次子おばさんが見送りに来てくれました


朝の従姉妹達との別れから涙が出そうで

駅での次子おばさんとの別れは

少し油断したら涙が溢れそうで

必死に堪えていました


初めて会った祖父母との別れに

泣いていないのに

宗教行事で年2~3回会っている

次子おばさん達との別れに泣いたら

母の機嫌を損ねるような気がしたのです


常に母の顔色を伺っていました


1か月前に乗った電車は何もかもが

輝いてたのに帰りの電車は全てが

色褪せていました