前回につづき、12月上旬に訪れた高崎線の徒歩鉄記録です。

名古屋を離れ所用で東京に来たので、高崎線で撮影しています。

前回は、神保原から新町まで歩きました。
つづいて、新町駅から本庄駅まで電車で移動して、
本庄から岡部まで撮影して歩きたいと思います。


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高崎線 本庄駅に到着

思ったより乗降の多い駅です。調べたら乗車数は1日1万人ちょっと。
東京から80kmという距離からすると、名古屋地区では中津川市が同じくらい。
人口規模も8万弱と同じですが、中津川駅の乗車数は3500人ほど。
条件が違うので比較は不適ですが、やはり東京の吸引力は相当なものです。


そんなことはさておき、徒歩鉄をはじめましょう。
時刻は13時半を過ぎました。岡部駅まで、駅間5k600mです。


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高崎線 岡部・本庄 間

ネギ畑の向こうを上野方面行きが通り過ぎます。

本庄駅から30分ほど歩きました。
ここ本庄市は、隣の深谷市とともにネギ栽培が盛んです。
見るからに肉厚でおいしそうなネギです。
「深谷ネギ」ブランドは、名古屋のスーパーでも上級品として並びます。


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高崎線 岡部・本庄 間

さらに15分ほど歩き、身馴川橋梁(L=103m)が見えてきました。
東電変電所の大鉄塔が印象的な場所です。

午前中は風が強くて難儀しました(前回ブログ参照)が、
午後は風が止み、12月と思えない暖かさになってきました。
春先のような、まさに「小春日和」という陽気です。


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高崎線 岡部・本庄 間  身馴川橋梁

鉄橋のたもとに来ました。
EH200の牽く石油貨物がきました。新潟に向かうタキでしょうか。

ここでの写真はよく見ます。
本日も先に撮影の方が1名いらっしゃいました。
貨物スジを知らず訪れているのでお尋ねすると、快くお教えくださいました。
この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。


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高崎線 岡部・本庄 間  身馴川橋梁

こんどは上りの石油貨物です。
牽引するのは、新鶴見のEF65 2094号機
前面ナンバープレートが白色の車両です。
これが来るとわかっていたら、正面がちに撮ったのですが、仕方ありません。


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高崎線 岡部・本庄 間  身馴川橋梁

川の堤防そばのサザンカが見事なので、入れてみました。
上り線をE233系が通り過ぎていきます。


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高崎線 岡部・本庄 間

少し移動して、変電所わきの線路ばたに来ました。
さきほどの身馴川橋梁と、支渡川橋梁(L=67m)の間にあるカーブです。

E231系の上野東京ライン経由高崎行がきました。
R800の比較的ゆるい曲線なので、10両編成も最後尾まで見通せます。


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高崎線 岡部・本庄 間

ひとつ前の写真と同じ場所で、反対側にふり向いた様子。
E231系の上野東京ライン経由小田原行がきました。

こちら側もまずまずの見通しです。ここなら、貨物がきても大丈夫そう。


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高崎線 岡部・本庄 間

と思ったら、やってきたのはEF210-113単機。(あと追いです)
見通しの良い悪いは関係なかったですね。


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高崎線 岡部・本庄 間

EH200-15の牽くコンテナ貨物がきました。
コキに空きがあるので少々しまらないですが、まぁよしとしましょう。


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高崎線 岡部・本庄 間

EF66 123号機のコンテナ貨物が来ました。
16時を過ぎ、夕暮れの線路を、大宮、新座タに向かいます。


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高崎線 岡部・本庄 間

ひとつ前の貨物のあと追いです。
コンテナのアズキ色が夕陽で一層赤さを増します。

随分前に、コンテナ(箱)研究を趣味とする方にお会いしたことを思い出します。
撮影の対象が、当方は車両であるのに対し、その方はコンテナの箱とのことで、
驚いたことがあります。
コンテナ形式ごとに現在何個存在するかとか、形式消滅しそうな型番など、
教えてくださり、資料もいただきました。

さすがにその方ほどディープにはなれませんが、
全部一緒に見えていたコンテナ箱が、微妙に違うことを気付かされました。
特に、ZD形式=死重コンテナを積んでいないかは気にしています。


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高崎線 岡部・本庄 間

こんどはEH200-23が単機でやってきました。試運転でしょうか。
さすが夕方になると、EL三昧になりますが、
この時期は暗くなるのが早いので、厳しいですね。


さて、これから岡部駅まで歩くことを忘れてはいけません。
3km近くありますが、真っ暗になる前にたどり着けるでしょうか。


そういえばその前に、近くに2つ、気になるものがあります。

気になる1つめ↓
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手書きの「距離更正標」

字が薄くわかりにくいですが、路線キロを補正する標識です。
見ると、大宮起点53K008Mを53K000Mにする意。
線路付け替えでもあったのか、8m路線が延びたので、
ここで補正して、以遠のキロポストを動かさないためのものです。

マイナーかもしれませんが、実はこういうの大好きなんです。
以前、東急池上線でも見つけて大喜びしました。


<その時のブログもよかったらご覧ください↓>
http://blogs.yahoo.co.jp/k109_tech2001/16914884.html


さて、気になる2つめ↓
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まったく鉄とは関係ないですが、線路わきに、ウシさんが飼われています。
でも耳にタグが付けられ、これって食肉取引の時の標識ではなかったっけ?

時々、ウシさんを見ると、私をジッと見て目が合うんです。
自らの運命を知っているようで、気持ちが揺さぶられます。


いつまでもいられないので、ウシさんにさよならを言って、岡部駅に向かいます。


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高崎線 岡部・本庄 間

支渡川をわたったところで撮影。
16時半近くになりました。日没までわずかです。急ぎましょう。


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高崎線 岡部・本庄 間
沓掛川橋梁(L=13m)にて

古い鉄橋が架かっていたので、そのたもとで撮影。
岡部駅まで1.5kmほどのところです。
ここは深谷市ですが、田畑が広がり農村風景そのものです。


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高崎線 岡部駅の駅舎

17時過ぎに駅に着きました。すっかり暗くなってしまいました。
ひと気がなく寂しいなぁ、と思っていたら、
急にたくさんの方が跨線橋をわたり、駅にやってきました。100人ほどいらっしゃるでしょうか。

近くにある大学の学生さんです。通学の最寄り駅として機能しているようです。
調べたら、小さな駅ながら1日乗車数3000人以上ありました。


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高崎線 岡部駅

ここから東京に戻りました。
このあと、所用のため19時半までに都内某所に行く必要があり、何とか間に合い、無事終了。

本日の宿泊は大森駅(京浜東北線)近くですが、
例により歩きたくなったので、東急大井町線中延駅で下車し大森まで歩きました。

おまけとして、最後にその中延駅で撮影の写真を↓
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東急大井町線 中延駅にて
大井町方面ホームから見た、溝の口行8500系8538F

コルゲートいっぱいで、しかも側面ラインカラーなしの無機質さが好きです。
特に夜暗くなってからが最高。

全国で見られるステンレスカーですが、この雰囲気は東急独特のもの。
もっとも、東急も8500以降の車両はラインが入り、ビートレスになるなど、
この様子そのものが絶滅危惧種なんですけれどもね。



◆この日歩いた距離・・・約16km ※前回ブログの行程含む

宿泊先(池袋)→0.5km池袋駅~(高崎線)神保原駅→1.5km金久保地区→1km勅使河原地区→2.5km新町駅~(高崎線)本庄駅→2.5km西五十子地区→1km身馴川B→1km支渡川B→3km岡部駅~(高崎線ほか)都内某駅・(某所で所用)・某駅~(東急)中延駅→3km宿泊先(大森)


今回はここまでです。ありがとうございました。


※今回で本年最後のブログになると思います。
(大掃除にかり出され、アップが遅くなった・・)
拙い写真・文章をご覧いただきありがとうございました。
来年もご支援くださいますよう、よろしくお願いいたします m(_ _)m
よい年をお迎えください。