今回は2月上旬に訪問した、JR高山線の徒歩鉄記録です。


本日の予定は、高山線の上麻生駅~白川口駅の間にある、
有名撮影地である大柿山からの俯瞰撮影をメインに、
白川口駅から上麻生駅まで沿線を撮影しながら歩くつもりです。

3年前にもほぼ同じルートを歩いたので、再度の訪問になります。


自宅近くの駅(名古屋近郊)から列車を乗りつぎ、白川口に到着。


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高山線 白川口駅

キハ25のP編成(1000番台)は初乗車。
2両編成に最大10名ほどの乗車でガラガラでした。

この車両、何よりも運転中の車内の静かさが素晴らしいです。
乗り合わせた少々お歳を召した女性グループも、
「きれいな電車だねぇ。新車かねぇ、静かだわぁ。」と好評です。
(電車じゃないよね、なんて気にするのはテツだけです。)


それでは白川口駅から、まずは撮影地の大柿山に向かいましょう。
ここからは、国道を約5km歩き山のふもとへ。
そして撮影地まで山登りが3kmあります。


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歩いている国道41号のこのあたりは歩道がありません。
車道のスミを歩きますが、どのクルマも結構スピードをだす道路なので、
恐ろしいことこの上ないです。


途中、中電の上麻生ダムを越えたあたりで、おまけの写真撮影。

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高山線 上麻生・白川口 間

国道から10mほど下の河原におりて撮影。特急「ひだ」がきました。

道路から河原までは釣り人がつけた踏み跡を行きますが、ほぼガケの状態で、
おまけに本日は地面が凍結し、下りるのに3分、上るのに10分かかりました。

ここは昔、大雨の中、土砂崩れで観光バスが川に転落した事故現場そばです。


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大柿山のふもとまで来ました。本日メインの俯瞰撮影場所に向かいましょう。

ここからは国道をはずれ、写真に写る正面の送電鉄塔まで山を登ります。
ここから林道を2km強歩き、さらに地図にない尾根道を1kmほど進むことになります。

この場所に来るのは3回目、前回は2012年秋でした。

実は前回来た時、買ったばかりのレンズの操作に不慣れのため、
写真の大半がピンボケであることに、帰宅して気づくという、
数ある失敗の中でも大失敗があったたため、再チャレンジになります。
(この時は1か月ほど立ち直れなかった・・)

ここは鉄塔まであと少しというところで、尾根道の傾斜が思いっきり急になり、
何度来てもヘロヘロになる撮影地です。


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目的地の鉄塔ふもとに到着。冬場はカスミもなく見通しがいいです。

前回から、すぐに再チャレンジしたかったのですが、大変しんどい撮影地であることもさることながら、クマ出没のニュースを頻繁に聞くようになり、
新聞に「鉄道マニア無惨、三脚で応戦も力尽く」と出るのも恥ずかしいので、延び延びになっていました。

晩秋や初夏に来ると大変きれいな場所であるものの、
クマさんが眠っているうちにということで、冬枯れの時期ですが実行です。


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高山線 上麻生・白川口 間

85系気動車がきました。
わずかなスペースにつくられたお茶畑と集落のわきを走ります。

このあたりは「飛騨」ではなく「美濃」に区分される場所です。
高山線も山岳区間の入口というところで、線路が走るふもとの標高は160m程度。
中央線だと瑞浪駅や高尾駅あたりと変わりない標高です。


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高山線 上麻生・白川口 間

不定期の特急「ひだ」が3両編成できました。
これだけ短いと拍子抜けしてしまいます。

キハ85も登場して25年以上たちました。
登場したころとくらべ道路が整備され、「ひだ」をとりまく環境は厳しくなっています。

まだ新車投入の声は聞こえませんが、観光資源に恵まれた路線なので、
クルマから観光客を取り戻せるような、おもしろい車両が入るとよいのですが。


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高山線 上麻生・白川口 間

キハ40系列がきました。
最後の頑張りというところでしょうか。
これが走っているうちに再訪できてよかったです。


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高山線 上麻生・白川口 間

日中、このあたりは普通列車よりも特急の方が多く走っています。


高山線は国鉄末期に電化が計画され、一部工事が始まったものの中止されました。
振り子式の381系電車を投入する構想もあったようですが、
もし実現していたら十分、高速道路に対抗できる体力をつけていたでしょう。

振り子式気動車導入は、建築限界にかかる地上設備の修正やら、高速になれば信号関係の修正やら、車両以外の投資が結構かかるので、簡単にはいかないようです。


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高山線 上麻生・白川口 間

キハ25がきました。
高い所から見てもピカピカで、さすが新車とわかります。


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高山線 上麻生・白川口 間

同じくキハ25です。

これが入った時、高山線にロングシート? とも思いましたが、
今朝、乗車してみて、ワンマン運転時に車内移動がしやすいことや、普通列車の長距離利用は一般的でないことを考えると、これで良いのかも。

何よりも毎日利用する方たちに快適に感じてもらえることが大切です。


ここでの撮影を順調に終えたので、これで撤収。
来た道を戻り、ふもとにおりましょう。

このあとは、上麻生駅にむけて歩きます。
ここから10km以上あるので急ぎましょう。



※このつづきはあらためてアップします。


◆この日歩いた距離・・・約21km

自宅(名古屋近郊)→1km自宅近くの某駅~高山線白川口駅→2.5km白川町河岐(撮影)→2.5km大柿林道口→3km大柿山第49号鉄塔(撮影)→3km大柿林道口→3.5km七宗町勝(撮影)→2.5km飛水峡B(撮影)→1.5km高山線上麻生駅~自宅近くの某駅(名古屋近郊)→1km自宅


今回はここまでです。ありがとうございました。