出窓のガラスをペアガラスに交換 効果を検証 | 半分リノベーション

半分リノベーション

 
1999年の秋に、マンションを購入。
2019年の秋に、リノベーション(半分ですが・・・)するまでの記録です。

2019年の6月からリノベーションに向けて行動を開始しました。
のんびりと書き進めたいと思っています。 

1999年に理想の間取りのマンションに出会って、すぐに購入。2019年にリノベーション(半分ですが・・・)するまでの記録です。

当時、最高のマンションを購入できたと思いました。そして、20年経った今でもその思いは変わりません。そう思える部屋に住めて本当に幸せです。

(人がどう思うかではなく、自分がどう思うかが大事。思ったもん勝ちです。)

でもそれは、こうしたい、こうあればいいなという思いを、リフォームによって形にしてきた結果だと思います。

その歩みを、リフォームに限らず、修理・修繕、住宅設備の交換等も含めて紹介いたします。

時には失敗もありましたが、もし、これから新しくマンション生活を始めようとする方の参考になれば幸いです。

 

 

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 1999   引越 ※次男誕生

 2001   浴室乾気暖房乾燥機 取付

 2002   ※三男誕生

 2003   畳 裏返し

 2010   室内窓 & ペアガラス

 2010   畳 表替え

 2010   ダウンライト LED交換

 2011   ふすま 貼り替え

 2012   ガステーブル 交換

 2013   大規模修繕工事実施

 2014   トイレ 交換 ・ エコカラット施工

 2014   給湯器 交換

 2017   ユニットバス 交換

 2019   洗面台 交換

 2019   洗面所 床&クロス貼り替え

 2019   ハーフリノベーション

 

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前回までは、トステム(リクシル)のインプラスによる内窓設置の効果を紹介しましたが、今回は出窓のガラスをペアガラスに交換した効果を検証します。

 

改めて、間取り図の黄色の部分がインプラス工事、紫の部分がペアガラス交換をした箇所です。

 

 

長男男性トイレ12才、次男男性トイレ10才、そして三男男性トイレ7才。

 

 

 

 

ペアガラスのリフォーム工事費用

 

 

おさらいになりますが、出窓のアタッチメント・ペアガラスの工事費用内訳は以下のとおりです。

 

 小さいガラスが17,395円× 2

 大きいガラスが41,251円× 2

 既存ガラス入替手間料金が18,880円(8,000円/㎡)

 既存ガラス廃棄処分費が4,720円(2000円/㎡)

 シリコンが35,429円(1320円/m)

 運搬諸経費が35,300円

 

合計で211,621円ですが、ここから45%オフとなっています。

 

小さいガラスは、サイズが250×1100

大きいガラスが、サイズが700×1100

 

納得の工事費とはいえ、思ったより大きな出費でした。

 

 

 

ペアガラスの種類

 

ペアガラスとは、ガラスとガラスの間に中間層を設けていて、その中身は商品ごとに異なりますが、「空気」「ガス」「真空」といったものになります。

 

当然、断熱効果は「真空」が最も高く、熱移動を大幅にシャットアウトする効果を持っており、当時、インターネットで日本板硝子株式会社の「スペーシア」という商品を検索した覚えがあります。

 

 

また、ペアガラスには、ガラス表面に金属膜を張った「Low-E」タイプもあって、断熱と遮熱という効果もあります。これは夏場などに、直接日差しが当たるような場合に効果が高いようです。

 

これはインプラスのガラス種類にもラインナップされています。

 

 

 

ガラスの選択

 

ただ、実際にどのガラスを選んだかというと、シンプルに「空気」が入ったものですが、調べてみると、ガラスとガラスの間に設けたスペーサーに乾燥材が入っていて、乾燥空気になっているようです。

 

これは、はっきりとは覚えていないのですが、M工務店から他の種類を勧められなかったような気がしています。

多分、費用対効果の関係なのでしょうが、これが正解だったことは、後日わかることになります。

 

 

 

 

工事

 

工事日当日、ガラス屋さんが来て、わが家の出窓に合わせて作成したペアガラスを持ってきました。

慣れた手つきで、サッシから既存の単板ガラスを外して、ペアガラスを取り付けていきます。

かなり短時間で入替工事は完了しました。

 

 

 

検証

 

出窓の結露は収まったかというと、確かにガラスの結露は、ほぼなくなりました。

しかし、予想外だったのは、サッシの結露が凄いことになってしまったのです。

たぶん、水蒸気の逃げ場がなくなって、サッシに集中したと思われます。

下のイラストのような状況になりました。

 

出窓のイメージ

         下矢印

(ガラスに限って)結露はなくなりましたが、イラストのようにガラスが曇って、サッシの結露はハンパないものでした。

 

 

 

さらに、結露が発生したのが、玄関ドアの枠です。

ものすごい結露が発生して、ドアクローザーからも水滴が落ちるほどでした。

部屋中の水蒸気が、出窓のサッシと玄関ドアの枠に集中してしまったと思われます。

 

 

 

 

検証結果

 

ペアガラスは、確かに結露と断熱効果が大きいと思います。

しかし、ガラス交換に合わせて、断熱性能の高いサッシに交換をしないと、その効果は半減します。

正直、アルミサッシのままであれば、「真空」であろうが、「ガス」が充填されていようが意味がないと思いますので、安い「空気」のペアガラスで正解でした。

 

ただ、マンションの場合、管理規約によって、勝手にサッシの交換はできないので、たとえリフォーム前に”サッシごと交換しないと効果が半減する”という情報を知っていたとしても、どうしようもなかったので、まあ知らなくて正解だったのかもしれません。

(ちなみに私のマンションの管理規約では、勝手にペアガラスに交換することも禁じられていたことを後日知りました。今は、規約が改正されて、ガラス交換も可となりました。)

 

 

 

つづく。