また、なんです。すみません。🙇
エルヴィスプレスリー。です。

1954年、「ザッツ・オール・ライトママ」でデビューします。
これがテンポが良くて。

エルヴィスプレスリー。
彼は何もかも恵まれていました。魅力的な顔、抜群のスタイル、甘くかつ素晴らしい歌声。何よりあの甘いマスクは、
天下一品。上の写真は多分、当座凌ぎの舞台を仕立てたんでしょう。
彼はノリノリです。ただ。
女の子達は聞いてやしない。
叫んでました。まあ凄い叫声。手を出し、身体を奪おうとするかのよう。

彼は死ぬまで、こうでした。

1977年に亡くなるまで、歌い続けました。1970年以降、ヒットも無く、レコードは売れてなかった。彼のマネージャーというか、取り巻きに、大佐、と呼ばれる男がいて、エルヴィスは彼の為に歌っていたようなものでした。

彼は明るく優しく、思いやりがあり、何よりピュアでした。その彼が軍隊に入ります。

軍隊でも彼は特別でした。彼を取り巻く男達は、彼を満足させる為、かなり女性をあてがったようです。
私は、エルヴィスはまだ未熟だったと思っています。しかもかなりシャイ。誰かに、大丈夫、と言われた人とだけ会っていたようです。
彼はメンフィス育ち。決して裕福ではなく、母親に依存してました。
彼には、ママ、が必要だったと、私は思ってます。
中身は平凡だった気がします。
神様は、彼に凄い贈り物をしました。
顔、スタイル、声、あとリズムセンス。
歌手として、全てを持っていました。
又、ブルースを差別なく、普通に歌えた、白人としては当時珍しかったはずです。
彼を、芸能界が放ってはいません。
映画にも出ました。彼の夢でもあった主演。ただ。未熟でした。上手いわけではなかった。でも。スクリーン一杯に彼の顔。女の子は失神したでしょう。

彼の栄光は、1970年代前半には既に衰えていました。ゆっくり売れなくなっていきます。その頃です。
彼は舞台で転び怪我をします。
そして、遂にアレを使用します。
オピオイド。
又、あの鎮静剤です。

彼は過剰摂取し、全く寝なかった。
いつも興奮して。
きちんと管理していた、身体のメンテナンスを怠るようになり、揚げ物が多い南部料理を夜中に食べたり。
彼は太りだし、ジャンプスーツは肉が食い込み、醜い。
彼は止められなかった。
あんなに静けさを渇望していたのに、遊びも酒も、女も。
オピオイドも。
止められなかった。
舞台に上がると、血圧があがり、多分心臓に負担がかなりあったようです。
それでも。
止められなかった。

この顔は、亡くなる少し前です。
目は虚ろです。書いてあるように、最大の敵は、彼自身であり、彼は彼自身に破れたのです。

見る度に切なくなります。

たった1枚、ママにプレゼントしたいがために、彼は歌った。それだけたったのに。

エルヴィスプレスリーは
手の届かない
人になって
息絶えてしまいました。

42歳なんて。
あまりに早すぎる。

可哀想な人。
孤独な人。
エルヴィスプレスリーよ
永遠に。😢😢😢