日本の黒い霧。
松本清張さん。一時期好きで、かなり原作を読みました。巧みで残酷。人間の弱さにある残虐性を書いてらした。
その中で。
日本の黒い霧、は、いわゆる近代から現代にも繋がる、かなり黒い歴史。
日本史が、特に戦前・戦中がイヤだったので、学生時代も勉強しませんでした。が。
30年くらい前から、世界中のドキュメンタリーを見るようになりました。
きっかけは、NHK制作の「映像の世紀」。必ずもこれが正しいとはいえないかもしれないけど、こんな事あった、みたいな事柄を語っていたので、始まった1995年から、タイトルが変わった「映像の世紀・バタフライエフェクト」も、
ずっと見続けています。
これがきっかけで、今は、世界のドキュメンタリーやNHKスペシャル、など多数のドキュメンタリーを見てます。
例えば、スターリンが残酷な人殺しだった事は有名ですが、レーニンも、側近をたくさん殺していた、とあり、「ウワァ!」と思いました。レーニンはスターリンのいわば上司ですから、同じ鉄を踏んでもおかしくはない。
私は、レーニンは指示せず、配下のスターリンが勝手に殺した、と思ってましたが、レーニンも指示していました。
ロマノフの財宝を、国家の為の資金としてバカスカ使いました。
あと戦中の日本軍の残虐さ、しつこさ、
ある意味ピュアだった、若い戦闘員もいましたが、殺して当たり前という、プロ兵士もいたわけで。
傀儡国家満州、を先導した陸軍については、正直胸が悪くなりますが、ちゃんと見ないと、との思いで、今もできる限り見てます。
そして、敗戦。無条件降伏、でした。
プライドもへったくれもない、敗戦直後は目を覆うものがあります。
マッカーサー上陸後、毒ワインを飲ませて銀行員達を殺した、帝銀事件。そして、最近放送された下山事件。
私でも、そうなのかな?、という程現代と繋がっている気がします。
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