指揮者・小澤征爾逝去。

来るべき時が来てしまいました。

小澤征爾逝去。享年88。


「アジア人が、西洋の音楽を知ろうとするのは難しい。感覚に無いからです。だから知識から知らないといけない。だから歴史も知る必要があります。大変な仕事です。」


彼は、いつもこう言ってました。

カラヤン、バーンスタイン、という巨匠を師事。そして小澤スタイルを確立しました。


私は小さい時、指揮者は何の為にいるのか解りませんでした。譜面があるのだから、しかも指示まで書いてある。では指揮者の意味は?

母曰く。

「小澤征爾を見て見なさい。指揮者はどうあるべきか。見れば解る。」


ある時、ボストンで指揮する小澤さんを見ました。彼が指で身体で声で、指示を出しています。それらが相まって、曲はうねり、揺さぶられ、粒立ち、素晴しい曲になる事を知りました。

感動しました。😍💝

で。

他の方も見ました。

違うのです。

繊細さ、大胆さ、透き通る音、感性溢れる調べ。全部違う。

私は、クラシックのオーケストラを見る、又は聴く時は、小澤征爾指揮でないと見なくなっていきました。


ニューイヤーインベルリン、で、彼が初めてタクトを振った時を見ていました。

音が溢れて。素晴らしかった❕😆💝💝


彼の修行日記みたいな本も読みました。

面白かった。😄

お金があまり無かったのに、実に楽しげに書いている。ただ、アジア人である自分、を、いつも意識せざるを得なかったようです。

1960年代、まだ日本人、いえ、日本はそんなに知られていませんでしたから。


彼の指揮。

大好きです。

でした、とは言いたくない。


あの音符が踊るような、小澤征爾の指揮を、是非特集して下さい。


小澤征爾は

永遠に

不滅です❕❕

彼こそ、この言葉に

値します。


御冥福をお祈りいたします。


残念です。😢😢😢😢😢😢😢😢😢😢