昨夜、花組を、というか宝塚を、久しぶりで見ました。

2023年、3月、東京千秋楽。

うたかたの恋。

1983年、雪組で初演。

全国ツアーでも上演されてますね。

でも、私は雪組初演以来、2度目でした。

本当は、紫苑ゆうさん主演の時行きたかったんですが、シメさんはアキレス腱断裂の為、宝塚は休演。代役の麻路さきさんで上演されました。

で、結果、私は行きませんでした。

シメさん、あやかちゃんで観たかったんです。💦💦

で、約40年前の作品を、テレビですが拝見いたしました。


まずプロローグの演出。流石は柴田先生。まあ、本当は振付師の方かもしれないですが💦とにかく。😅💦

これが良かった。😄明るく綺麗だけど、これが悲劇に繋がります。

しかも舞踏会。豪華。全編ワルツ。

舞台一杯使っていたのも迫力ありました。そして端に遠慮がちに立つマリー。

真ん中に現れたルドルフは、真っ直ぐマリーのもとへ。あのまなざし。とても繊細でした。顔が一瞬で愛らしくなるマリー。素敵でした。

これで、この作品は上手くいくと確信。😄😅

私は退屈すると、早送りしてしまうんですが、これは全部拝見しました。


実際のルドルフは、相当遊んでいたらしいですね。それを、柴田先生は、マリンカを侍らす事で表現を抑えました。

(そう!ここが大事。事実がそうだから全部見せる必要はない。匂わせる。これが宝塚演出家のテクニック。若い未熟な演出家たち。見習ってほしい。)

マリンカ役の方。う〜ん。イマイチ。

草笛雅子さんの美しさと色気。頭で何回も再生させました。(私の妄想です。😅💦)


そして、マリーの手紙を読む場面。

無邪気で何と可愛らしい。

思わず微笑んでしまいました。😆


何処にいても孤独なルドルフ。

友はいるけど、全てを晒す事はしない。

母・エリザベートへの思慕。父フランツへの不満。

ないまぜになり、暴れるしかないルドルフ。マリーは。彼に飛び込んで行きます。(あそこは飛び込んでました。私にはそう見えました。😅)

あの時の透明感。ルドルフしか見ていないマリー。星風さんはまさにマリーそのものでした。母性すら感じました。


ジャンの水美舞斗さん。演出が変わったフェルディナンドの永久輝さん。

すこし物足りない役どころをしっかり演じて、とても良かった。


酒場辺りから、ルドルフは震えるような

不安定さと動けないような感じがして、

怖さすら感じました。

柚香さん。とても良かった。歌も向上。

自殺の時のあの姿。その前の2人。

久しぶりに涙が出ました。



うたかたの恋は。

大劇場でやるべき

素晴らしい作品です❕❕❕



お二人共素晴らしかった❕❕💖💖💖