正直、勢いだけでぜんぶ持っていこうとするアニメだと思っていました
たしかに演出等一部勢いで押し切ろうとする節がある

しかしメインテーマやシナリオの構成の妙は綿密に練られまくられていて驚きました
完成度が高い


若干後半は主にフィーネの口から語られるノイズの謎や今の世界の在りかたへの変遷が専門用語や視聴者の認識の埒外で説明されるのが気になったくらい

テーマは人々の相互理解。どれだけ主義や主張が異なっていても人はわかり合うことができる。分かり合えなくてもその努力は出来てそれが未来につながる

響の人の心をつなぎ合わせる特性や、歌を通して人々の心の調和が描かれました
響がイケメンすぎるのが最期にはフィーネの心とも通じ合えたところ

最期の瞬間には古来からの支配者フィーネではなく、響や特務災害二課の人々と過ごしていた頃のフィーネとして消えていきました


行き当たりばったりに見えて綿密に伏線引いていたアニメだなという印象です
またスタンスとしては、まず事件を描きそれを消化した後で理由や原因をあとから描いていくスタンスですね


リョーコとして振舞っていた際のフィーネの響達に恋バナを暴露しようとしてたじろぐシーンも12話あたりにかかってきていたし
デュランダル関連、防衛大臣殺害による政治的戦略・その結果によるフィーネの策略など、前半の伏線が全部後半にかかっていたり
なにげないシーンや会話にまで意味があったりした

WIKIには一週間でプロットを書き上げたと書かれていましたが、こんなにゴチャゴチャした話をよくまとめられたなあと
雁字搦めにしつつも解決策は全部パワープレイなのが逆に心地よかったりする

若干死ぬ死ぬ詐欺でしらけてしまう部分もあれど、シンフォギアをそういうアニメだと認識したうえでみると心地いい

グレンラガンみたいな根性と熱血で壁を粉々にして突破するアニメなんですよね

また、戦闘描写や規模のインフレ具合もスパロボのそれなので面白い

最期は宇宙までいってしまいますからね


グレンラガンもそうですが勢いで押し切ろうとするアニメって勢いだけだったら面白くないんですよね

綿密に作りこまれた土台があるうえでその土台を無茶苦茶な勢いでのパワープレイ

一種のカタルシス

だからこそ気持ちいい



また演出の見せ方も上手すぎる。一期主題歌と共に放り投げられたデュランダルを響きがキャッチするときの歌とカットの連動具合とか
フィーネを倒して終わりじゃなくて月の破片落下問題まで用意する二段構えを隙が無い



いままで観る事のなかったシンフォギアですが思いのほか以上に面白かったです



一番楽しみにしているのが二期