実はアウトドア関係の勉強会に先月参加してきました。
それが『指導者のためのリスクマネジメントセミナー』です。
これは野外活度などで指導・引率などを行う人を対象にした危機管理の勉強会です。
2部制に分かれており
1部は3年間の報告とシンポジジュウム、2部は指導の経験や役割、役職に応じたコース別にリスクマネジメントを学びます。
1部のシンポジウムは
『セーフティアウトドア シンポジウム アウトドアでの事故ゼロキャンペーン成果報告会』
です。
セーフティアウトドアって言葉ご存知でしょうか?
セーフティアウトドアとは楽しく・安全なアウトドア活動の発展・普及を図るため2009年2月、自然体験活動推進協議会・日本キャンプ協会・日本アウトドアネットワークの方々が呼びかけて発足。
全国約600のアウトドア活動団体・グループと連携して『楽しいアウトドア活動は安全から』をモットーに事故ゼロを目指してキャンペーンを展開していました。
山や海といったアウトドアフィールドにノボリやチラシなどを配布していたそうです。
恥ずかしいことながら実を言うと自分知りませんでした(;´Д`)
シンポジウムでは各アウトドア業界の方々がそれぞれの業界での成果やこれからの方向性についてお話が聞けました。
安全管理に関しては自分のいっている団体でのみの感覚だったので他の団体やアウトドア業界(指導)全体の話が聞けたことはすごく自分にとって大きかったこととスキルのなさを実感してしまいました(´;ω;`)
このセーフティアウトドアは2009年から2011年までという期間限定だったのですがこれからも継続していく流れだそうです。
実際昨今の山ブームで事故などは増えているからこそこういった活動は大切だと感じます。
1部に中で弁護士の先生のお話を聞く場面がありその内容はかなりシビアな内容でしたが引率業務や指導(自分の場合は無報酬のボランティアですから業務という表現は適切ではないかもしれませんが)にあたる人間は誰にでも可能性のある事故の話でしたので勉強になると同時に正直怖さも感じてしまいました。
2部はリスクマネジメントの概要とリスクマネジメントにおけるヒューマンエラーとその防止策についての講義
ここでは事故のほとんどはほとんどが人為的ミスであり対策さえとっていれば事故は起きなかったことであるからこそ事業内でリスクマネジメントをする担当者(リスクマネージャー)の配置に関してのお話でした。
このセミナーは2日間を行われ2日目午前中はそれぞれ希望コースを選択しての講座
自分はMFA(メディック ファースト エイド)取得コースを選択しました
この話は別記事のMFAメディックファーストエイド ケアプラスにて
午前中のほかの山におけるリスクマネジメント・水辺におけるリスクマネジメント・都市部でのリスクマネジメントといったコースやディレクターの役割・クライシスコミュニケーションなどといったコースがありました。
午後は自分のとったコースは保険に関する講義(事故が起きてしまった事後ケア)
そして全参加者で小さなグループを作ってのまとめ
他団体の方々と接する機会は実はあまりなくてすごく新鮮だったこととかなり勉強になりました。
実を言うと自分かなり単純な人間なのでこれを活かしたことを自分が行っている団体でしようとしています。
ただのボランティアですので結構大変ですが団体の方や先輩の力をお借りして現在進行中です。
アウトドアにおけるリスクマネジメントは団体だけではなく個人でのアウトドアでの危機管理につながることだと思われます。
家族や恋人そして友人と海や山といったアウトドアフィールドに行くときにリスクマネジメント意識があるとないでは大違いだと思います。
『旅行は楽しい』ってのではなく『怪我なく無事に帰ってこれた旅行が楽しい』ってことが一番大事ですから。
小さな擦り傷とかは問題ないですが、周りや自分が大きな切り傷・骨折などをしたアウトドアは楽しいわけないですから。
しかし楽しいことってものにはだいたい危険も付いてきます。
でも危険が嫌だから怖いから何もしないってもは一番つまらない。
だからこそその危険性を減らして挑戦する、そこには大きな満足感があるんじゃないでしょうか?
アウトドアなどで率先して連れていく人などは是非とも参加して欲しいものです。
このリスクマネジメントセミナーは来年度(1月)も開催されます。
興味のある方は是非!
東京都キャンプ協会のホームページなどでご確認ください。