12月に公開される『スター・ウォーズ』シリーズの新作『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』にダース・ベイダーが登場することが6月に発表されてファンを歓喜させたが、初代ダース・ベイダーの「中の人」を演じていたデヴィッド・プラウズは「俺が呼ばれていない」と怒っていそうです。
米サイト Radio Times のインタビューで心境を明かしました。
(以下、シネマトゥデイより)
中の人をデヴィッド、声を『ライオン・キング』のムファサでも知られるジェームズ・アール・ジョーンズ、マスクが外れた時は故セバスチャン・ショウさん、と3人が演じていたオリジナル3部作の初代ダース・ベイダー。
ダース・ベイダーの声を演じたジェームズ・アール・ジョーンズ
マスクを外したダース・ベイダーのセバスチャン・ショウ
言わずと知れたシリーズ最大の悪役は昨年末に公開された『スター・ウォズ/フォースの覚醒』には登場しなかったものの、『ローグ・ワン』へのカムバックはすでに正式な発表が行われている。
しかし、元ボディビルダーで御年81歳のデヴィッドにインタビューをした Radio Times によると、デヴィッドは「(発表されるまで)ダース・ベイダーが出ることさえ知らなかった!」と訴え、「また仕事をお願いしてほしかった。
まだまだ元気なんだから。今でも私自身として、そして彼(ダース・ベイダー)としていろんな場所に呼ばれることがあるんだ」とオファーがなかったことを残念がりながら語ったという。
『フォースの覚醒』ではハン・ソロ役のハリソン・フォード、レイア姫役のキャリー・フィッシャーがカムバックを果たしてファンを感動させた。そしてダース・ベイダーの声を担当するジェームズも『ローグ・ワン』で復帰する。
それではなぜデイブだけ? となるが、実はデイブ、1978年に行われた大学でのイベントで『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』の公開2年前にダース・ベイダーとルークの関係性を漏らすという大失態を犯してしまっている。
また、2009年には『ジェダイの帰還』の未払いのお金があると訴えを起こし、2010年には「アンチ」ジョージ・ルーカス映画ともいわれるドキュメンタリー『ピープルvsジョージ・ルーカス』に出演。
2015年のインタビューでは、「あの映画は俺のことをずっと無視してきた。それなのに俺が『フォースの覚醒』を観たいと思うか? 答えは『ノー』だ」と答えていた。
デヴィッド・プラウズ氏が大学のイベント以来、ルーカスフィルムの公式なイベントには出入り禁止状態になっていたのはファンの間では有名なお話し。
また「スター・ウォーズ/新たなる希望」での剣闘シーンの演技がいまいちと評価され「スター・ウォーズ/帝国の逆襲~ジェダイの帰還」の剣闘シーンは、2012年に、お亡くなられになったボブ・アンダーソン氏、元オリンピックのフェンシング選手が演じていたのも事実。
ボブ・アンダーソン氏の訃報を伝えたニュース
帝国の逆襲、ジェダイの帰還でダース・ベイダーの剣闘シーンを演じたボブ・アンダーソン氏
ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル(MarkHamill)1983年の発言!
「ダース・ベイダーの剣闘を演じたのはボブ・アンダーソンだった。
これは秘密ということになっていたのだが、これ以上隠し続けるのはフェアじゃないんじゃないかって僕はジョージ(・ルーカス監督)に言ったんだ。
この発言によってボブ・アンダーソン氏に注目が集まった。
初代ダース・ベイダーのスーツアクター、デヴィッド・ブラウズ氏の気持ちも充分わかるのですが、ボブ・アンダーソン氏の様な方の事を考えると、なんだかな複雑な心境になります。
ボブ・アンダーソンさんには感謝。
安らかにお眠りいただきたい。
勿論、デヴィッド・プラウズ氏あってのダース・ベイダーだと時代の騎士は考えていますしファンです、皆様はこのニュース如何受け止めますでしょうか?
ローグ・ワンにデヴィッド・プラウズ氏が復帰したら嬉しい反面、年齢的にお身体にご自愛頂きたいのも事実。
あ~複雑!
ルーカスフィルムには寛容になっていただい。
一番は初代ダース・ベイダーを演じたデヴィッド・プラウズ氏には誇りを持って頂き、お身体に充分ご自愛してほしい時代の騎士でした。