※この記事は、2014年7月~2015年10月の間に
アップされた記事に「加筆・修正」を加えたものとなっております。
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今日はちょっと、『なぜ、あの人は、あんなに凄いのか?』というテーマで話してみたいと思います。
同じように受験勉強をしていても、中途半端にしか成績が伸びない人もいれば、「圧倒的な結果」を叩き出す人もいます。
別にこれは、受験に限った事では無く、どんな分野でも同じだと思います。
どんなジャンルにも、「凄い奴」っていますよね?
それは、全国とかいう広い範囲で考えなくても、学校という狭い枠組みの中でも「コイツ、天才なんじゃないか?」って思える人がいたりすると思います。
「圧倒的に勉強の成績が良い」とか「圧倒的にスポーツがデキる」とか、何でもいいですけど、そういう人っているじゃないですか。
「何か次元が違う」みたいな。
身近にいなかったとしても、有名人とかで考えれば、絶対一人は思い浮かびますよね?
そういう人達って、普通の人と何が違うんですかね?
才能の違いでしょうか?
確かに、それもある気はします。
僕は、何かしら目標達成をする上で、「才能」ってのは重要な要素だと思っています(もちろん、努力も大事ですけどね)。
でも、それだけじゃないはずです。
他に、どんな要素があると思いますか?
僕が思ってる事を一つ挙げると、それは「当たり前の基準」です。
圧倒的な結果を出す人は、他の人と「当たり前の基準」が全然違うのです。
言い方を換えれば、「意識の違い」ですね。
「これくらいやって当たり前」と思ってる基準が、普通の人と良い意味でかなりズレています。
僕がこれを最初に感じたのは、『合格体験記』とかにも書いてる「早稲田志望」のクラスメートに出会った時です。
その子は、明らかに普通の人とは勉強の基準が違っていました。
感覚的には、「市販の参考書を全部食い尽くそうとしている」というのが伝わってきました。
もちろん、実際にはそんなの無理ですけどね(笑)
勢い的にはそれくらいのものを感じたのです。
例えば、普通、『英単語帳』って1冊買ってそれを1年間使い倒すじゃないですか。
でも、その子は、有名どころの単語帳(『ターゲット』『システム英単語』『単語王』・・・等)はほとんどこなしていました。
終いには、『リンガメタリカ』とかいう当時の僕が知らない謎の単語帳も使ってました(難関大用のものです)。
世界史に関しても、資料集に載ってるすごいマニアックな知識とかも知ってました。
僕は、その基準の高さに、「こりゃ、ヤベェぜ」と思ったのです(笑)
それと同時に、「これくらい基準が高くないといけないのか」と学びました。
どっかの記事で、競争で勝ちたいなら、人がやってる以上の事をやろう、という話をしましたが、圧倒的な結果を出す人というのは、そういうのを普通にやっているのです。
勉強の成績が思うように伸びない人は、基準が低い、というのが原因かもしれません。
例えば、「理解できた」と言っても、その理解度というのは、人によってまちまちです。
人に説明できるレベルでやって「理解できた」とする人もいるし、1回聞いて何となく分かったら「理解できた」とする人もいます。
僕は、受験においては、人に説明できるレベルまでやる必要は無いと思ってますが、そこまでやれば間違いないとは言えます。
自分が雑な勉強の仕方をしてる気がするなら、1回そのくらい丁寧にやってみるのもアリです。
「知識の暗記」についても、「覚えている」というのは、「ちょっと考えて思い出せる」というレベルもあれば「一瞬で思い出せる」というレベルもあります。
僕は、単語とかを暗記するときは、後者のレベルまでやるのを推奨しています(忘れたら、また何回もやって瞬間的に言えるレベルまで戻します)。
そんな感じで、受験においても、あらゆる場面で「基準の高さの違い」というのは出てきます。
なので、できるだけ丁寧に、回数も多めに・・・、といったように基準を高めに設定しながら勉強していって下さい。
もちろん、それを上げ過ぎて苦しくなるのは良くないですが、僕の感覚的に大体の人は基準が低いです。
成績の伸びが悪い人は、特にそうです。
僕なりに分かりやすい基準の例を挙げておくと、勉強時間で言えば1日8時間以上、反復においては同じ範囲を10回以上、人の話を聞く時は一言一句漏らさずに聞く(参考書なら読む)、とかですかね。
他にもあらゆる場面で、「これくらいでいいだろう」という妥協をできる限り排除していって下さい。
身近に勉強がデキる人がいれば、そういう人の「基準」を観察したり、聞いてみたりするのもいいと思います。
数値化できないあらゆる面で、「基準の高さ」を感じるはずです(スキマ時間を有効に使っていたり、分からない事はその場で解決しようとしたり)。
周りに参考にできるような人がいれば、ぜひ、そういう人の「基準の高さ」をコピーしてみて下さいね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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