外来種の駆除などというニュースをよく耳にしますが。
この取り組みに違和感を覚えることもあります。
例えば今日見たカメのニュースでは、以前に比べてミシシッピアカミミガメが増えて、日本の固有種である石亀やクサガメが減ってしまったので、アカミミガメを駆除するというものでした。
アカミミガメの方が力が強く、甲羅も浮きやすい構造になっているので生存競争に有利であることが、石亀やクサガメがアカミミガメに駆逐されてしまう原因のようです。
これについて、なぜアカミミガメを駆除することが正当化されるのでしょうか。遺伝子情報の保護という観点では正しいのかもしれませんが、日本で行われているそういった駆除において多様な遺伝子の保護という話はあまり聞いた覚えがありません。
生存競争に有利な種が生き残っていくのは、自然の摂理ではないかと思います。固有種の保護とはいいますが、この固有種もそもそもはどこかからやってきたか、他の種との生存競争に勝ち抜いて存在しているのではないでしょうか。
つまり、以前の生態系に戻すという行為は、移り行く生態系のある部分を切り取って、強制的にその状態に戻していくという作業だと思います。
日本の固有種を守るというか、20年前程度の生態系に近い状態を人工的に作り出すといった方が実態に近いのではないでしょうか。
石亀やクサガメはアカミミガメよりも前からそこに住んでいたのに、何故生存競争に負けてしまうのか。
感情論では確かに寂しい気もしますが、感情論で生態系を変化させることは、不法に生物を捨てることよりも生態環境を人工的に変化させているのではないでしょうか。
外来種の駆除に関するまとめを簡単に作成しました。