カッと照り付けたかと思ったら

今度はザーと降り注ぐ…

ここのところ

ずっとそんな感じの屋久島です。

 

先日の豪雨・雷雨で

去っていったかに思われた梅雨も

屋久島上空で

このまま行ってしまおうか、

いや、やっぱり戻ろうかと

いじいじしている感じです。

 

まあでもそのうち太平洋高気圧に

背中をぐいと押されて

行ってしまうのですが。

 

そんな天気だからなのか

ちょっと山を下りて街中を覗いてみると

街はどことなくシーンとしていて

 

これから始まる弾けるような

夏のシーズンに向けてエネルギーを

蓄えているかのようにも感じます。

 

 

そんな屋久島と同じく

弊工房ものんびりムード。

 

忙しい時とそうでない時

メリハリを利かせて

こんな時はゆったりと過ごします。

 

そんな風に過ごしていると

今まで聞こえていなかった音

今まで見えていなかったもの

今まで感じられなかったことが

感じられたりします。

 

 

そういえば先日お見えになった海外の方。

 

ギャラリーからの去り際に

「良い一日を!」と

日本語でおっしゃってくださいました。

 

その時、ハッとして

何だか温かい気持ちが

湧いたのを覚えています。

 

アメリカの方では

日常的にHave a nice day!と

挨拶をするそうなので

それを日本語に訳して

おっしゃってくださったようです。

 

日本ではほぼ耳にしたことが無く

聴きなれていなかったせいか

ちょっと驚きを感じて

ハッとしたのだろうと思います。

 

Have a nice dayは

他人の幸せを願う言葉。

 

挨拶なので単純に

口をついて出てくる

言葉なのかもしれないけれど

他人の幸せを願う言葉には

何かしらプラスのエネルギーがあって

その言葉の持つエネルギーが

自分の中でそのエネルギーが

温かいものに

変換されたのかもしれません。

 

 

人間というものは面白いもので

他人の不幸は蜜の味と思う人もいるし

他人の幸せは自分の幸せと思う人もいる。

 

昨今のバッシング社会の原因は

みんなそれぞれが

いっぱいいっぱいで生きている、

何かに対して我慢しすぎている、

こころのゆとりを無くしているのでは?

そんなこころの叫びが

バッシングに繋がっているのかも…

と最近はよく考えたりするところもあって

 

先日の「良い一日を!」の言葉が

より際立って

自分のこころの中に

響いたのかもしれません。