かんかん照りが10日ほど続き

アトリエの庭の草も

うっすらと黄ばんできていています。

 

草花にとって

そろそろ限界に近かった昨日、

ひさびさの雷雨。

 

結構な雨量があったのですが

ギューギューに絞った

スポンジのようなカラカラの大地は

あっという間に

全ての水分を吸い込んでいきます。

 

雨は降れども気温はそのまま。

 

湿度が一気に急上昇して

モアっとするけれど

これが屋久島。

 

こんな屋久島の夏は

9月の末まで続きます。

 

 

 

※-

 

どうしようもなく暑い

日本の夏だからこそ分かる

秋の爽やかさ。

 

晴れが続くからこそ分かる

雨の大切さ。

 

理不尽なサラリーマン時代が

あったからこそ分かる

今の生活の有難さ。

 

数え上げればきりがありませんが

 

相対する対象があるからこそ

初めて『分かる』わけで

 

自分にとっての

この現実世界というものは

その『分かる』という気づきを

体験するために存在している…

ここ数年はそんな風にも感じています。

 

 

さて、仕事の話。

 

ようやく

椅子、ミニテーブルが完成してほっと一息。

 

暑い時期の作業は

やはり身体のクールダウンが必要で

1時間おきにくらいに15分ほど冷やすので

いつもよりどうしても

作るのに時間がかかります。

 

 

 

 

 

 

屋久島地杉の輪切りしたものに

脚を付けて欲しいと依頼されて作った

屋久島地杉の輪切りスツール。

 

どことなく

昔よく見た火星人のようなシルエット。

 

 

 

ついに昨日ギャラリーエアコンON。

 

さすがにお客様をお迎えするには

暑すぎた。

 

これから9月末まで

エアコンのお世話になります。

 

景色は一変、夏真っ盛りですが

街を歩く人、海に浸かる人も

まだまだまばらで

静けさが漂っています。

 

でも、それももう少し。

嬉しさ楽しさ満ち溢れた

弾けるような日々はもう目の前です。

 

 




 

暑いさなかですが

弊工房はフル稼働。

 

今日から

ミニテーブル・子供椅子・スツール

の制作に入ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご注文くださった皆様へ。

2週間ほどで完成いたします。

どうぞ楽しみに

お待ちいただければと思います。

 

ではまた。

 

今日は海でプカプカ浮かぶには

最高の日和。

 

そうではあるけれども

ご注文をいただいているお品と

いつかギャラリーに

お見えになる方のためにも

もうしばらくは制作に励みたいところ。

 

草木はすっかり夏色に染まって

いつもと変わらない7月が始まりました。





そういえば

海でプカプカ浮かんでから

もう1年。



家では時間が過ぎるのが早過ぎると

よく話しているのですが

最近は本当に早く感じます。

 

時間なんてものは

一瞬一瞬の積み重ねにすぎず、

あるようでないもの

なのかもしれませんが

 

そうはいっても

本当に少しずつ

一瞬一瞬を積み上げてきて

ここまで来れたのも事実としてあって

そこに感慨深い物を感じたりします。

 

 

若い時のように

何も持っていない、何者でもない

ゼロの状態であっても

現実は少しずつ積みあがっていくもの…

 

若い時分は何もない

何も持たない自分ではあったけれど

実は無限の可能性だけは

すでに持っていたというのが真実で

50代の今でも

それは変わらないと思います。

 

 

ちょうど半年前にあったような

災害の報に触れたりすると

ややもすれば不安な感情に

支配されそうになり

いままでに積み上げたものを

失ってしまう恐怖を感じることも

あったりしますが

 

そんな時は

日々の暮らしの毎日は

いつもゼロからのスタートで

これから先の未来は無限の可能性に

満ち溢れていると思って過ごしていれば

何も恐れることはないなあと思えてきます。

 

屋久島地方梅雨明けしました。

(弊工房発表)

 

弾けるような夏のスタートです。

 

アトリエの中も午前中に

早々と30℃オーバーの日々が始まります。

 

去年までは

無意識に暑さに抗おうとしていたけれど

今年からは意識して

暑さに身をゆだねようと思います。

 

こんな

ちょっとした意識の持ちようで

暑さ=つらい

という図式から

解放されます。

 

ただずっとサウナに入っているような

状況には変わらないので

ときどき1、2時間に一回は

身体を冷やすことを

怠らないようにしないと

いけないとは思います。

 

 

さて仕事の方。

先日からチェリー、ウォールナットで

30枚ほど角皿作り。

 

 



 

 

ひたすら丸のみで彫り進む作業。

 

彫る作業は手の力だけではなくて

身体全身を使って彫り進むので

相当、腹筋が鍛えられ

バキバキになりました。

 

 

カッと照り付けたかと思ったら

今度はザーと降り注ぐ…

ここのところ

ずっとそんな感じの屋久島です。

 

先日の豪雨・雷雨で

去っていったかに思われた梅雨も

屋久島上空で

このまま行ってしまおうか、

いや、やっぱり戻ろうかと

いじいじしている感じです。

 

まあでもそのうち太平洋高気圧に

背中をぐいと押されて

行ってしまうのですが。

 

そんな天気だからなのか

ちょっと山を下りて街中を覗いてみると

街はどことなくシーンとしていて

 

これから始まる弾けるような

夏のシーズンに向けてエネルギーを

蓄えているかのようにも感じます。

 

 

そんな屋久島と同じく

弊工房ものんびりムード。

 

忙しい時とそうでない時

メリハリを利かせて

こんな時はゆったりと過ごします。

 

そんな風に過ごしていると

今まで聞こえていなかった音

今まで見えていなかったもの

今まで感じられなかったことが

感じられたりします。

 

 

そういえば先日お見えになった海外の方。

 

ギャラリーからの去り際に

「良い一日を!」と

日本語でおっしゃってくださいました。

 

その時、ハッとして

何だか温かい気持ちが

湧いたのを覚えています。

 

アメリカの方では

日常的にHave a nice day!と

挨拶をするそうなので

それを日本語に訳して

おっしゃってくださったようです。

 

日本ではほぼ耳にしたことが無く

聴きなれていなかったせいか

ちょっと驚きを感じて

ハッとしたのだろうと思います。

 

Have a nice dayは

他人の幸せを願う言葉。

 

挨拶なので単純に

口をついて出てくる

言葉なのかもしれないけれど

他人の幸せを願う言葉には

何かしらプラスのエネルギーがあって

その言葉の持つエネルギーが

自分の中でそのエネルギーが

温かいものに

変換されたのかもしれません。

 

 

人間というものは面白いもので

他人の不幸は蜜の味と思う人もいるし

他人の幸せは自分の幸せと思う人もいる。

 

昨今のバッシング社会の原因は

みんなそれぞれが

いっぱいいっぱいで生きている、

何かに対して我慢しすぎている、

こころのゆとりを無くしているのでは?

そんなこころの叫びが

バッシングに繋がっているのかも…

と最近はよく考えたりするところもあって

 

先日の「良い一日を!」の言葉が

より際立って

自分のこころの中に

響いたのかもしれません。

 

 

さて、日常生活の再始動。

 

休んでいる間というと

休んでいるといっても

頭の中は無意識に

いろいろと模索しているようで


気が付けば

頭の中の作りたいものが山のように

積みあがっていて


いまだ形となっていない

まだ頭の中の幻のような

そのものたちが

早く作って!と

列をなしているかのようです。

 

こちら側も

それならば早く作ろうかと

焦りがちになるけれど

 

そこはこころを整えながら

ひとつひとつこめながら

作り上げていきたいと思います。



そんな今日の仕事は

取っ手付きコップ作り。




着々とこの夏のシーズンの

作品を作りためていきます。




今日は朝から豪雨・雷雨。

ひさびさにギャラリー玄関内浸水。

 

梅雨という存在は

まるで生き物のようで

今朝の雨と雷は

その断末魔にも感じます。

 

都会に出て戻ってきてから感じるのは

本当に凄い大自然の中に

自分が存在しているということ。

 

都会とは全く違う

圧倒的な自然のエネルギーに

支配されているようで

屋久島にいると

小手先のことは

まったく通用しないような

そんな気になります。

 

 


屋久島に帰ってきたら

空気は完全に入れ替わっていて

熱帯特有のねっとりとしたものに

変わっています。

 

 

 

 

 

 

 

気分は一気にトロピカル。

 

今年は何故か

クラブトロピカーナの

イントロベースラインと

ギターカッティングが

頭の中に浮かんできました。

 

さて、いよいよ屋久島も

9月末まで続く夏の始まりです。

 

 

アトリエの庭のウコンも

いない間に急成長して

胸のあたりまで育っています。

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず今日は

引き延ばしていた

アトリエの庭の草刈り。

 

 

 

 

 

 

2024年の後半スタート。

 

いつものように

12月までノンストップで進みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時々は日常から離れることも

必要だと感じていて

 

日常から離れた時間には

普段意識の表面に

あまり浮かんでこない

考えや想い、気づき、

インスピレーションが

フワッと浮かんできたりします。

 

新しいデザインや形が生まれて来たり

これからどう仕事を進めていくのか

これからどう生きていくのか

自分はいったい何者なのかなど

視界がクリアになったり

古い観念が払拭されたりして

私にとってそれは

貴重な時間となっています。

 

 

今回の出張の旅も

仕事のことを含めた

これからの進み方が

少しアップデートされて

気力もチャージできたようです。

 

 

そんな出張の旅もそろそろ終わり。

帰途についてます。

 

今回の帰路は初めての試み、

ナイトクルーズしてみました。

 

 

宮崎カーフェリー↓

 

 

神戸港19:10発

翌日朝8:40宮崎港着の船旅。

 

雑魚寝やドミトリーではなく

シングルルームもあるので

ありがたいです。

 

 

 

 

 

船はかなりでかく

見た目はフェリー屋久島2の

倍以上に感じます。

 

 

 

 

 

内部は新造船らしく綺麗で新しく

清潔感があります。

 

 

船内には風呂やバイキング形式の食堂、

ペット用ルームもあります。

 

フリーのテーブルスペースもあるので

食料を持ち込んでも大丈夫。

 

 

 

シングルルームでの船旅。

 

通路の両側にびっしり並んだ

無機質な鉄製の扉の

独房感はいなめませんが

内部はこじんまりして案外落ち着きます。

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

夜は大型船特有のゆったりした揺れが

ゆりかごのように感じられ

麻酔がかかったかのように

眠りにおちます。

 

 

 

懐かしかった黄昏の神戸
 
 

 

船を下船して12時間ほど経ちますが

なんかまだ船に乗っているかのように

フワフワしてます。

 

 

先日から10日ほどギャラリーはclosed。

 

屋久島にいては出来ないことが

たくさんあって

時々島を出る必要があります。

 

材料買い付け

資材調達

各種視察と

やることは目白押し。

 

まずは材料買い付け。

 

いつもはメールと電話の

やり取りのみででのお取引。

 

一回の取引は十数万~数十万円から

場合によって

百万円くらいの取引になるのですが

信頼しているので

いつも取引は現物を見ないでほぼお任せ。

 

今回現物を見に行った訳は

通常相場の半額以下の格安で売りに出ていた

コップが作れそうな

ぶ厚いヤマザクラ材が売りに出ていたため。

telで聞いてみると少し難ありとのことで

やはり見てみないことには埒があかず。

 

これは見るしかないという事で

いつもお世話になっている

福岡の大川市の製材所へ。

 

 

その大川市は

日本の木工5大産地だけあって

街には家具工場や製材所が

たくさん軒を連ねます。

 

 

 

いつもお世話になっているのはここ↓

 

高田製材所

 

屋久島まで送ってもらえます。

 

船賃がかかるので

少々送料はお高くなりますが

屋久島材だけでは材に限りがあって

仕方がありません。

 

 

 

直径1mを超えそうな丸太がゴロゴロ。

 

 

 

それで例のヤマザクラ材。

拝見すると大きな面積で

腐れが入っている。

 

でもそれを差し引いても

かなりお得とそろばんをはじいて

購入といたりました。

 

 

こんな感じで

次から次へと材料が欲しくなり

材料はたまる一方。

 

その分ドカンドカンと

お金が減っていくのですが

昔はそれがキツイことだと

無意識に感じていました。

 

 

その高額な材料を

作り手の私が加工して

道具としての価値を生み出し

その価値の分のお金が対価として

弊工房に巡り戻ってくるというサイクルで

 

こんな感じで

いまの世の中はお金を介して

ぐるぐる回っているということは

この仕事をしているとよく理解できます。

 

このぐるぐるのサイクルの渦中に

自分自身がいるのだということが

ちゃんと自覚出来ていると

お金が減る=キツイ

という刷り込まれた観念も

不思議と徐々に薄まってくるものです。

 

雇われの身である

サラリーマン時代から比べると

お金の持つ意味合いが

自分の中で

ずいぶんと変化したものだなあと

今では感慨深いものがあります。

 

 

そして私の作品である

その道具が誰かの手に渡って

使って喜んでもらえたなら

こんなに楽しいことはありません。

 

そんなことを考えていたら

出張を早々に切り上げて

早く作りたい

早くギャラリーを営業したい

という気持ちになってくるものです。

 

 

 

 
 

道中の一コマ。
関門海峡めかり(九州側からみた関門海峡)。
 
歳を重ねてくると
特別なことなどしなくても
こんな景色を眺めているだけで
この自然と一体になる感じがして
十分に満たされる思いがします。
 
 
 
 
 

今年も出てきました。

カブトムシ。

 

ギャラリー裏の畳1枚分くらいの

おがくず置き場から

ポコポコと羽化し始めました。

 

いつも6月下旬くらいなのですが

今年は早いよう。

 

 

 

昨日まで木のボウル作り。

 

 

 

 

決して安くはない材料の大部分を

削り捨ててしまい、

ボウル本体よりも嵩高い削り屑。

 

 

 

 

 

 

 

資源の無駄使いなのかもしれないなあ

なんか面白くないし楽しくないなあと

感じていたところのカブトムシ誕生。

 

ボウル作りや椅子作りで出た

おがくずを積んでいただけだけど

カブトムシの命をつなげた場所に

知らないうちになっていたのだと思うと

 

自分自身も

自然のサイクルの一部として

組み込まれていることを

改めて思い知らされます。

 

 

 

この場所が産卵場所に適していると

なぜわかるのか?

 

広大な屋久島の中の

畳1畳ほどのピンポイントめがけて

卵を産みに来る不思議。

 

昆虫の世界は

人が思っているよりも

感覚的なレベルが高く

人よりも優れているのかも…

と思わせてくれることが

しばしばあります。

 

 

 

 

 

屋久島のカブトムシは

本土のカブトムシとは

DNAが違うのだそうです。

 

いわば別種の

ヤクシマカブトムシ。

 

特徴は角が短く

サイズも少し小さいそう。