ここのところ毎日

材木運びをしていて

これはただ黙々と木材を運ぶだけの

地道な作業ではあるけれど

 

そこには何の思考もなく

ただ淡々としていて

秋の澄んだ空気を感じながらのこの作業は

ちょうどよい汗と適度な疲労感があって

それもまたここちよく感じます。

 

ほんと真夏なら絶対無理な仕事だなあと

つくづく実感しながらの

そんな材料運びはもう一息で終わり。

 

 

作業小屋から材木が運び出されて

少しづつ小屋内の

スペースが広がっていくと

不思議ともっと綺麗にしたい欲が

湧いて出てきます。

 

 

近年は作業小屋が

なかなか片付かないなあと

思いながらの日々で

いつか片付けたいという想いは

心の片隅にあり続けていました。

 

片付かない原因はもうわかっています。

 

それは作業小屋に材木を置いているから。

 

長さ3mほどの材木から

その日に使う分だけをを切り出して

残った材、例えば1mほど残れば

この後また”何かに使うだろう"と

小屋内に立てかけておく。

 

この”何かに使うだろう”で

立てかけた材が

貯まり貯まって

とんでもないことになっていました。

 

たまに作業場を見せてくださいと

言われることもありますが

ぎゅうぎゅうに狭くて

材木だらけの作業場は

胸を張ってどうぞと

お見せすることもできず

それが心のどこかに

引っかかっていたことは確か。

 

でも今回の材木運びで

それが一掃されそうです。

 

 

アトリエという言葉は

本来、木工や大工の

作業場のことを言うそうですが

アトリエという言葉から受けるイメージは

比較的綺麗で整ったスペースを想起しますが

今までの弊工房の作業場はその真逆でした。

 

この年内には作業場から

すべての材木と端材を運び出し

そして綺麗に改造して

新しい年を迎えたいと思います。

 

そして2024年からは

弊工房の作業場を

アトリエと呼びたいと思います。

 

 

屋久島木工

 

 建ててから13年目。

ずいぶん傷みが目立ってきました。

 

 

 

ちなみに出来立てのころは

こんな感じでした↓

 

ムラカミウッドワークス