じわじわと膿が

にじみ出るように

日本社会の闇が

明らかになっていく昨今、

ふと子供のころの記憶がよみがえり

数十年前の子供時代

いかに軽んじられていたかが

思い出されます。

 

体罰なんかはよくあることで

感情に任せて威圧して

子供を服従させる大人がいたり

中学校男子全員丸刈りの強制等々。

 

私が住んでいた町には

二つの中学校があったのですが

私の通う中学校は

丸刈りではなかったのですが

もう一校は丸刈り強制。

 

自分たちは丸刈りを免れて

子供ながらに同情したものです。

 

丸刈りを強制することの

意味が見いだせず

そんな社会を小学生の頃に垣間見た時、

あれほどきらきらしていた目の前の世界が

なにかグレーの色彩に

変わっていくような気がして

憂鬱な気分が

自分の中に蔓延していくのを

ただ受け入れるしかなかった、

そんな時代だったなと思い返します。

 

 

今この時代になっても

いまだに意味が見いだせない

校則、規則が残っているようで

そんなことを漫然と続けている社会は

やはり思考停止していて

 

人間というのはなかなか変われない、

変化を好まない気質が

元々備わっているのだろうなと

仕事をしながらそんなことを

ふと考えてしまいました。

 

 

 
 
さて

 今からお玉を

削り出していこうと思います。