観光の島だけあって

この夏の季節の屋久島は本当に賑わいます。

 

2006年屋久島移住当初、

サラリーマン稼業から解放されて

畑仕事やニワトリの世話で

楽しくのんびり過ごしていたけれど

そろそろ稼がないとな、と

仕事を探してみたものの

ニワトリの世話で夕方4時くらいには

家に戻らないといけないという縛りがあって

なかなか条件があう仕事がありません。


唯一レンタカーのバイトが

何とか時間的条件があったので

レンタカーのアルバイトを始めてみました。

 

やってみて分かったけれど

この仕事が楽しい。

今までやってきた仕事の中で一番楽しい。

 

初めての経験だったけれど

ノルマもないし

接客、洗車、車の手配と

仕事の内容も複雑ではなく

 

なによりも楽しいと感じたのは

お客様の楽しそうな姿に触れること。

 

日常から解放されて

屋久島に上陸したその嬉しさを

爆発させたまま

レンタカーの手続き。

 

レンタカー貸出の接客をしていると

お客様からほとばしる嬉しさや楽しさの

エネルギーを受け取って

こちらもすごく楽しい気分になります。

不思議と疲れも感じなくなります。

 

時給は700円と少ないものでしたが

お客様から受け取る心地よい波動が

何物にも代えがたくて1年だけの予定が

数年続けた記憶があります。

 

嬉しい楽しいエネルギー。

 

その波動は他の人にも伝播して

それを受け取った人も楽しくなる。

 

楽しい気分で生きていくこと。

自分も心地良いし

周りの人も楽しくなる。

 

これは屋久島に移住して

最初に得た気付きです。

 

 

そして

木工房を始めた当初から

大切にしていること。

 

それは楽しい気持ちで作るということ。

 

嫌々作っている作品と

楽しい気持ちで作っている作品。

 

どちらが欲しいかと言われれば

やはり楽しい気持ちで作っている作品。

 

”心がこもる”というけれど

本当にそうなのかもしれません。

 

楽しくて心地よい念を込める。

これを大事にしたい。

 

 

手作りの作品を手に取って触れたとき

何かを感じた経験があると思います。

 

それは作り手の何かが

あなたに伝わっているのかもしれません。

 

 

 


鏡餅ではありません。

時計を作っています。