小学校問題。(長文 | たまごかけごはん。

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筋ジストロフィーウルリッヒ型の娘のおっかさんなのです。                       

約1年前のお話になります。


そのうち、過去の分岐点でのカテゴリ分けでもしようかと。




なかなか小学校の入学問題に関してはストレスの溜まる状態だったのですが、



過去にウルリッヒの方が小学校はどうしたのかとか、


グーグル先生ですら教えてくれず、



それはまぁ、ピリピリしておりました。




ポイントとしては、


①知能は正常である。


②歩みがのろい。


③体育は基本的にできない。


④階段昇降は付き添いが必要。


⑤おしゃべりである。



さて、この状態で学校に通えるだろうか。





一番近くの四肢障害の特別支援学校が通学バスで



1時間40分



という距離にございます。



ちょっと遠いなぁ・・・の距離ではないですね。



そして、見学に行ってみれば、



娘が健康に見えるほどの重度な状態の子供たちが学んで・・・・というより、


自立活動をしていました。




教育委員会へ相談し、見学させて頂いたんですが、



「ここへ通うにはまだ早いかもしれないですね」



と。




いやぁ、でも、


学区内の小学校は段差もたくさんあるし、


体育いつも見学になっちゃうし、


何より同じクラスの子供たちに疎まれるんじゃぁ・・・・




そこで、




学区内の市立小学校の中にある、



特別支援学級



の見学へ。





軽度の知的障害の子供たちが、それぞれにできることを学んでいました。




あぁ、少人数だし、1階だし、ここならいけるかもしれない!




とか思ったのに、


支援学級の先生から一言。




「娘ちゃんは、通常学級で勉強した方がいい、


お友達とコミニュケーションとりながら、可能性をみつけたほうが・・・うんぬん」




もうそこからは


頭抱えて、ない知恵を振り絞りながら、


娘にとってどの選択が最適なのか、



どうしたらいいのか、



いや、


ケガをさせたくなくて。



こけるくらいならいいけど、




こけるときに手が出ないから、支えられないから、



顔面や、頭打ったり、



それが怖くて。



日々悶々と悩んでました。




で、もう分からないから、


娘に


「小学校って、何するところか知ってる?」



と問うと、



「お友達と勉強するところ」



と。





そうか、



じゃぁ、多少のケガの覚悟は??



「だって、兄だってケガするじゃん」



ふむ。



歩き方ヘンとか、細すぎとかっていじめられるかもよ??



「そんな悪い人いないでしょ、いたら兄にやっつけてもらう」



お前、何者??


なに、悟っちゃってんの??



てか、兄はそんなに強くないし。





本人の意向を校長先生に伝えると、


「色んな人と連携して、協力していきましょう、入学お待ちしています」



と。




そうして、通常学級への入学が決定したわけです。





後日談。


教育委員会の方からのお話で。



「車椅子に乗ってる半身不随の子供たちもいるんですが、


通常学級でみんなと同じように勉強できる状態なら、


みなさん地元の小学校に通われていますよ」





きっと、その親御さんも色々悩んだんだろうなぁ・・・・


とか思ってたら



急に泣けてしまいました。





娘はきっと期限があるから・・・・



それまでは頑張りますよーっ、荷物持ち!!!