zion.プロデュース vol5
「DEBT」
@アールコリン


本郷志織の団体。

一言でいうと、面白いけどなにも残らない。


おそらくそれが狙いなんだろうが、なんでそうなるかという要因が、作品自体というより演出過多よりだからだと思った。
そのせいで作品世界にはいれず、演出や作品構成を見てしまった。もちろんそれは自分の職業柄や、キャストのスキル不足もあるだろうが。



冒頭のシーンは脂が乗っていてよかったが、中盤からがばらばらと停滞していっていて残念。


そのせいで、作品に現れる疑問や問題などが、解決された感じがしなく、スッキリした形でおわらなかった。


zionの作品は一種の三谷的な、色々な出来事が最後は集結するような構成になっているから、作品で役者は気が抜けないだろう。

最初と最後だけみればわかる作品出はないから、緩急が大切になってくるし、演出は間違いなくその指摘をしていたはず。

ただそれを鵜呑みにしたいい役者たちがあだになってダレたりこけたりしたとこを引きずったまま、緩をつけると、泥沼。

役者の一人がそうならないように引っ張っていた。彼は上手い。




あとは、どちらかというと団体というよりキャストで客を呼ぶ傾向が見られないこともない団体だが、すこし作品過多になっていた気がする。
むしろそれで成功しているから文句はないが、顔で呼べるキャストは顔を見せた方がいいんだろうなぁ。




終演後にあんなに面会長くいたのは久々で、嬉しくなってしまった。



身内の作品はやっぱり身内の作品だからこその楽しみかたがある。