こんばんは、明聖です。
更新に間隔があいたのは単純に仕事が忙しかったからです。もう一か月たってしまい、内容もほどほどに忘れかけていますが、それでも写真を見たりすると思い出すもんだから、不思議ですね。
ということで、完全消去の前に更新します。
【こっから本編】
さて、OYくんを拾うために僕とITくんは【新尾道駅】に向かいました。OYくんは前日に名古屋まで単独で来てくれて、そっからここで合流する・・・というのが以前の飲み会で決定した話でした。
しかし、よくよく見てみると旅の最終決定ではOYくんは【福山駅】まで来て、そこで拾うことになっていました。
もちろん僕の脳みそにはそんな要素を一切含んでいなかったため、すれ違いに。
そりゃ、【新尾道駅】で待っていてもこないわけですよ。だから電話したんです。
「ねぇ、時間だけど・・・OYくんどこにいるの?」
「えー、今福山駅の改札をでたところっす」
「福山駅・・・?はて?」
「えっ!なんかまずった感じですか!?」
漫画のような展開というか、あるもんだなって思いました。
彼を向かいに行くべく、【福山駅】まで車を転がすことに。といっても時間もそこまでかからなかったので、気にならない程度でしたが。
合流して、これは怪我の功名というべきかどうかはさておいて、駅から見える城、【福山城】に寄ることへ。
中は撮影禁止なのでないですが、刀剣と鎧が多かったかな。あと、ITくんが折りたたみ傘忘れて、鉄砲侍シリーズができなかったことぐらいかな。
堪能した後は来た道を戻るように再び四国へ。その道すがらOYくんが自分の身の上話を来てほしいと、僕とITくんに自分の置かれている状況と現場への憤りを捲し立てるかのように、しゃべりだす。
最近起きたこと、仕事現場のやるせないことなど・・・もう止まらない。今思えば、OYくんがこの旅通して暴走していたのはここから始まっていたんやなって。
ちなみにITくんはそれを聞いてはいちいち爆笑していた。
そうそう、【しまなみ海道】の話に戻しましょうか。
Part1で記載した通り、今回の旅のおおよそのきっかけはITくんの願いをかなえるためでした。
で、OYくんを迎えに行く行程は僕が運転していました。なので、彼の願いとやらが完全にかなったわけではありませんでした。なので、この戻り路は彼に運転を任せました。
そして・・・その時はやってきました。【来島海峡大橋】がその舞台となりました。ここを走り始めた直後にBluetoothでつないである僕のiPhoneから『Driver's High』が流れ出し、ITくんが全部の窓を開けて、始まる熱唱。そして、橋を渡り終えて出口と同時に音楽が終わる。
この時のITくんの表情は誰よりも輝き、それはまるで少年のようだった。
「かぁ~・・・しまなみ海道を『Driver's High』を流して、走る。最高ですわ!」
ということで、【しまなみ海道】を堪能しきった僕らはその足で【今治城】へ。
まぁ、その道中で事故りそうになったのはオフレコってことで。悪いのはどう考えたってあちら側。ちなみに僕が叫んで、ITくんのドライブテクで何事もありませんでした。
【今治城】はどうでしたかね。あんまり覚えていないんですよね。結構あちこち行った覚えはあるんですけど。あとは大手門の上を歩いた際に、よくわからんけど当時の兵をイメージしたパネルがあって、それに対抗心や親近感を出したITくんが同じようなポージングをして、爆笑したぐらいですかね。
見学を一通りした後、時間もいい頃合だろうということで昼ご飯を食べに行くことに。どこで食べようかと模索した際、近くに漁港があるのだから何かしらあるんじゃね?という安直な考えで海沿いを歩く。
しかし、ラーメン屋はあるものの、他はない。(実際には見かけはしたものの、入る気になれなかった)
で、さらに歩いた結果。上の写真にある謎の建物にたどり着く。名前を【みなと交流センター】というらしい。この記事を書くためにわざわざ調べた。
ここに入る際、食べ物を食べられる!という店を見つけたのでそこにした。
そこは3Fなのでエレベーターに乗った際、OYくんはこういい始めた。
「このポスターのビール、めっちゃおいしそうじゃありません?」
「あのね、OY。それめっちゃわかるから、言わないようにしたのに・・・」
「これ、飲むしかありませんよ」
「いや、ゆーてね。我々、車での移動をしているわけですよ!そこでこれを飲むってことは、わかるでしょ。わかりました、誰か犠牲になりましょ。男気じゃんけんでいきましょ」
なぜか笑顔でノリノリのOYくんとイキっているITくん。完全に酒の飲むコースですわ。
なんかそれを見ていて悲しくなったのと、普段から彼らにお世話になっていることもあったので、僕が飲まないで運転するよと提案。
「いや、明聖さんがそれ言いだしたら!僕ら遠慮しかできないです!!」
「明聖さん、だめっす!この旅の醍醐味がすべて失われます」
君らね・・・なんだと思っているのか(笑)
とりあえずなんか一気にテンションが墜ちた二人を説得して、この日はすべて僕が運転するということで納得してもらう。
しかし、その後にきた料理はおいしかったのは覚えているのですが、それ以上に目の前でビールをおいしそうに飲み、かぁ~~といいはじめ、煽り始めた二人の態度は今でも覚えている。
「いやー!この昼間から飲んで、この後のことを何にも心配しないで済む・・・これほど至福の時はありませんよ!」
「まじ、これが俺らの旅の醍醐味っすよ。あれ、明聖さん。なんか表情がよくないっすよ」
「あ、もう飲み終わったんで、提案が一つありまして。クズで申し訳ないんですが、おわかりいいですか?」
「ITさん、飲むの早いですって。これは味わって飲みたいじゃないですか。あれ、明聖さんもう食べ終わったんですか?早すぎません?」
「まじでお前ら、後で覚えておけよ」
これだから、この旅はやめられない(笑)
この後、展望デッキから瀬戸内海の雄大さを見て、この景色を見ながら受験勉強?をしていたカップルがいて、アオハルしてんじゃんと思いながら、近くのお土産屋さんで買い物をする。
この御土産屋さんのおじさんお二人がマジ紳士だった。めっちゃいい人だった。もしよかったら立ち寄ってください。
という過程を経て、飲んべ二人を載せて、次なる目的地へと向かうのだった。
今回はここまで、ではでは。