こんばんは、明聖です。

更新も久々ですが、なかなかネタというか・・・書く内容がないというのが一番なんですけどね。

 

まぁ、趣味にもなりつつある旅の記録を書くことにしようと思います。最近はこれを書くのが好きになりつつあるんですよね。

 

例の如く、僕が書きたいように書いているので言葉とか内容についてはお察しください。

あといつものように複数回でお送りします。飽きないのと記憶がなくならない程度に更新できたらいいなって思っています。

 

【】は巡った場所や語句をさしています。

 

~登場人物~

 

ITくん・・・僕の元同僚。いつしかの神戸旅行で登場している残念なイケメン。それでもよく笑い、よく飲む、僕の酒友。

 

 

【旅を始めるまで】

 

そもそもこの旅を始めたのも、酒の席でした。IT君は転職してしまったこともあって、お互いに都合をつけて1~2か月に1回ほぼ1日かけて飲み歩くという酒友(勝手に作った単語)である。

で、都内をよく飲み歩いているのだが、そのたびに東京観光している人を見ては旅に行きたいなぁ・・・なんて言っていたら、IT君はいつもノリがいいので「行きましょ、行きましょ!」と他人事のように肯定してくれる。

 

というので、企画しました。

 

旅に行くことが決まって、適当に決めたことが多いけど、やっぱり楽しみにしていたのでワクワクが止まらなかった。

けど、それに反比例して天気が悪くなっていく。まぁ、梅雨の時期だからわかるけど、いくらなんでも令和初の台風までおまけでつけてくることはないだろうに。

 

仕事中も気になって、ほぼ毎日ネットで天気予報をチェックしていた。

もう雨も覚悟でいたのでどれほどの強さなのかぐらい気になって、隣の席にいる若い後輩に「ねぇ、4㎜ってどれぐらいの強さなの?」とか「時々と一時の違いってなんなの?」とか無駄に聞いては困らせていた。

しかし、僕の職種は基本真面目な方しかいないので、例にもれず後輩の彼は親切に調べてまで答えてくれた。すまんな。

 

ともあれ、天気に悩みながら当日を迎えた。

 

【出発】

 

IT君は都内に住んでいる。今回は車の旅であるため、僕が自分の車を運転して彼を迎えに行くことになった。

僕は都内を運転したことがあんまりない。もちろん首都高はいくらでもあるが、下道は数える程度。それをIT君に話すと「僕の住んでいるところはぶっちゃけ明聖さんの住んでいる県だと思っていますから!」とドヤ顔で答えてきた。

僕を安心させるために気遣ってくれたのだろう。僕自身もグーグルマップで調べた限りでは近そうだし、何とかなるか・・・程度しか考えなかった。

 

IT君が指定する合流地点にカーナビで登録すると、こいつは裏道を駆使したいのか、よくわからん道を提示してきた。それに気づかず僕は運転したが、なぜ朝早くからこんな道を走らないといけないのか、理解に苦しんだ。

 

そしてIT君の住むエリアに入るともう方向感覚がなくなった。同じ風景と道ばかりで頭が混乱した。

そりゃ、これだけ同じような道と碁盤の目になっているような場所なら、IT君の残念な話になって、車もダメになっちゃうって。

だって、視界も道も狭いもん。

 

ともあれ、どうにかこうにか合流。

 

もろもろの手続きをするために最寄りのコンビニに寄り、それらを終えて出発した。

 

「いいか、IT君。今回の旅は絶対に安全運転だぞ!なにせ、僕はもろもろかかってるから」

 

「結果が来たんですね(笑)」

 

何があったのかは伏せておきますが、まぁ・・・安全運転が絶対なんです。

 

 

【環七を走る】

 

とりあえず中央道の【談合坂SA】を休憩ポイントとして目指すことに。しかし首都高が渋滞を起こしていたので、永福?だっけな。そこまで下道で行こうということになった。そしたらIT君が「環七で走れば、脳汁垂らしてまっすぐ行くだけなんで!」とか言ってきたので、走った。

僕は初めて環七を走った。帰り道でも思ったが、車線が自己都合の如く変わる仕様はやめてほしい。片田舎で運転している僕には心臓が悪いです。

彼は脳汁垂らしていても着くとか言ってるけど、僕は冷や汗垂らしながら走ったよ。

 

こんな感じでしたが、なんとか高速に乗る。

 

中央道に乗るとスイスイと行けたのだが、反対車線はなぜか護送車が列をなして10台以上連なって走っていた。

 

「明聖さん、きっと何かあったんですよ」

 

「うーん・・・G20じゃない?」

 

「あぁ・・・そうなんですね!」

 

いや、G20は大阪だぞ。軽く冗談にしたつもりが本気で信じられてしまった。なんか申し訳なくて、すぐに訂正した。

 

「じゃああれですよ、現地旅行ですよ!」

 

あれ、誰が乗っているのか想像したくないぞ。

 

 

しかし天気がなんとか回復してほしいが、空模様も雲も怪しさしかない。あと、何故僕が【談合坂SA】に行く時は曇りばっかりなんだ。

 

この後は道中をお互いの身の上話やらくだらない話をしながら【松本インター】で降りた。そして【国道158号】で高山経由の白川郷を目指した。

何時しかの旅でも体験したが、相も変わらず山越えは厳しい。平日もあって車は多くないけど、それでも厳しいと思える道がいくつもあった。

しかし、IT君の明るさもあって、結構楽しく過ごした。

 

・僕が彼を迎えに行く前にあったほっこりした出来事を伝えたくて、該当する施設に電話した。

「聞いた時は僕もほっこりしましたけど、まさか本当に電話するなんて・・・明聖さんってほんと凄いですよね」

 

・道中の地名に【稲核】という地名があった。読み方はバス停のローマ字では【いなこき】だそうだ。なので、IT君にクイズをだした。

「あの漢字はですね・・・いっかく!!どうでしょう!?」

IT君、それはドラクエのモンスターの名前や。

 

・途中の休憩ポイントなんだろう。道の駅があった。【風穴の里】とあった。

「僕の行ったことのあるのは風穴と氷穴ですね・・・氷穴ってよく聞きますよね?」

IT君、それは氷穴じゃなくてきっと氷結だよ。お酒だよ。

 

・安房トンネルにて、彼がつぶやいた。

「この果てしない道はどこまで続くんでしょうか・・・僕、眠くなっちゃいます!」

 

・安房トンネルを抜けて、雨足が強くなってきた。そこで僕が天気予報の話をしたら、IT君はおもむろにフロントガラスの雨粒を指さした。

「この大きさなら・・・大体1~2㎜ってところですね~」

「え、結構強そうに見えるよ」

「あのですね~、皆さんが思っているより1㎜とかって降ってるんですよ。4~5㎜って相当ですよ」

この会話の直後、雨脚が強くなりすぎて、豪雨になった。

「明聖さん、知ってますか?雨が強すぎるところから急に弱いところに入るとまるで白いカーテンの様にはっきりと違いが見えるんですよ!」

それを解説し終わった直後に雨が急に弱くなった。

 

・高山から白川郷に行くには高速道路らしき道がある。しかし、この道は狙ったかのように現在封鎖中である。なので、また峠越えだった。

「いや~、前の車もガンガン飛ばしていますね~。しかも前の車、ナンバーからして地元民ですよ」

前に運転しているおばちゃんはガンガン飛ばして、その前にいるこちらもおそらく地元民の軽トラを圧迫しているように言えたが、軽トラはなんのそので運転していた。

 

こんなやりとりやくだらん出来事を体感しながら、ようやく【白川郷】に着いた。

 

 

上にある写真が今回の旅で止まった宿【結の庄】です。今回、ネットで見つけたプランで泊まりました。

場所が白川郷のインターすぐそばだったので、最初は戸惑いました。

 

「明聖さん、作りとか・・・やばくないっすか?ほんとにここですか?」

 

「うーん、僕も心配になって来たけど・・・名前はあってるからここだよ」

 

最近できたということもあって、とてもきれいでした。あと、着いたときに従業員さんが来てくれて。

 

「お客様が一番乗りですよ」

 

この時、14時30分・・・別に一番乗りになる気もなかったが、それでもそういわれると気分が上がる。

そしてロビーでさらにテンションが上がる出来事が。

 

なんと「ウエルカムサービス」というので、置かれている飲み物を好きに飲んでいいというサービスが!

 

「明聖さん、大変です・・・このどぶろく、めっちゃ気になります!」

 

「飲もうよ、どうせなら」

 

「え・・・でも、この後白川郷を見て回るんじゃ」

 

「歩けばいいじゃん」

 

僕のこの発言に彼は多少、時が止まった。なぜなら、この【結の庄】から【白川郷】の中心部まで歩いて約30分かかると、従業員さんに言われていたからだ。

 

「IT君、いいの?このどぶろく飲めるの、ここだけかもしれないよ?運転はもうしないって決めれば文句ないでしょ。それに僕、白川郷でやりたいことあるんだけど、それ・・・車じゃできないんだよ。どうせなら、いいじゃん」

 

「それもそうですね~!!」

 

その瞬間、ハイテンションになってお椀にどぶろくを注いだ。そして、お互いに飲んだ。めっちゃ濃かった。

 

「明聖さん、飲んだ瞬間にのど・・・もってかれました!!」

 

ハガレンのワンシーンかな?

 

とにもかくにも、長旅を終えて早速酒を飲む僕ら。

 

この続きは次回。眠くなったので、寝ます。

 

ではでは。