除排雪業務を担ってくださっている皆様方に心からの感謝を申し上げます。


1月11日から16日にかけ、発達した低気圧の影響で、市内及び道内は大雪や暴風雪に見舞われました。


私自身、一冬の積雪量5m、人口195万都市・札幌に長年住む市民の一人です。

雪かき、雪割りに追われ、

一歩外に出ると、

極端に狭くなった歩道や車道、

対向車とすれ違う時の譲り合いも

すり鉢状になった氷の塊の凸凹道で、

車の横滑りに緊張する瞬間を何度も何度も繰り返し顔も体もこわばり、もちろん道路は大変な渋滞で…


定時性が有り難い地下鉄も利用しながら、

どうしても車で動かなければならない時もあり本当に難儀しています(泣)


(下矢印下の写真は知人のNさんのインスタから拝借したものですが、この道路に関しては全く別の方、何と4人から「何とかならないか」とお電話をいただきましたアセアセ)


19日は小学校の3学期の始業日でした。

例年ですと、通学路はきれいに除雪されていて、その光景から、「今日から小学校の3学期」がわかるほどなのですが…

今年は追いつかない実態があり通学路によっては偏りがありました。


電話が鳴ると除雪の要望、

その電話を切ってすぐさま電話が鳴り、

また悪路に対する苦情と要望。

中には、「(対応が悪ければ)今度の選挙では…」とある意味、“脅し” とも取れるような言葉を投げかける地域の方もいて

(なんだかなぁ…)と思わずため息が出てしまいました真顔


とある病院からは救急搬送車の入り口が酷い段差!でこぼこ状態で患者さんへの衝撃を心配される事務長さんからお電話をいただき、消防団の方からはこのままだと消防自動車が入れない…など緊急車両、非常時への対応もお願いされました。


言うまでもなく除排雪業者の方々は正に不眠不休態勢で作業にあたってくださってますし、また市の土木センターもまた懸命に対応してくださっています。


その状況を見極めつつ

市民の皆様からの負託を受ける立場として1月20日、札幌市長に対して除排雪に関する要望書を提出しました。


札幌市議会自民党議員会三役と

自民党札幌市支部連合会との合同要望活動です。


(要請内容)
1 公共交通の定時運行や自動車通行の円滑化を図るため、更なる運搬排雪に努め
ること。
2 市民生活を守るため、ごみ収集や緊急自動車の対応が確保できるよう、生活道
路の除雪について効果的な対策を講じること。
3 市民生活の安全を確保するため、特に独居高齢者等に対し、地域と連携し事故
等を未然に防ぐ対策を講じること。
4 19日に始業式を迎えた小学校通学路の確保をはじめ学校周辺の除排雪作業を
早急に進め、生徒・児童の通学の安全対策にあたること。
5 今後の除排雪事業に支障が生じないよう、今回負荷のかかっている事業者支援
策等を踏まえ適切な補正予算等の措置及び国に対し特別交付税の財源措置を講じること。









除排雪事業を担う知り合いの方にメールや電話でお話を伺いました。
「夕べも3時間しか寝ていない」
「厳しい環境の中、使命感を保ちながら作業をしております。
まだまだこれからと思って安全に作業致します。」
との事に本当に頭が下がりました。

当たり前ですが、私如き、何が出来る訳でもありません。
ですが、一市議としては喉元過ぎれば忘れるのではなく
「ゲリラ豪雪」とも呼ぶべく今回のような大雪への対応、
将来を見据えた人材の育成を含め、除排雪事業を担う建設業界のあり方、雪堆積場等々、その課題解決に向けて積極的な議論をしていかなければならないことを痛感しております。

今、また外は雪が降っています。
雪かきしてきますね。