投稿が大変遅くなりましたが、


動きがありましたのでご報告を。

【10月の決算特別委員会での質問から】

痴漢行為は卑劣な「犯罪」であり、断じて許すことはできません。


過日、登校途中の地下鉄内で被害に遭ったという女子高生のお母さんからのご相談を受けました。
複数の友人もまた繰り返し痴漢行為をされているとのことに、その親御さんは強く憤ると共に「、私たちも何かしなければ!」との思いをお持ちでした。

私は早速、市の交通局に被害の実態を確認ー、報告された件数は、2020年度コロナ禍で市営地下鉄の利用者が少なくなった中で20件とのことでした。(被害者から申し出があり、確認できた件数)

もちろん、「さほどの件数ではないからから良い」ということではありません。


実際に被害にあっているのに怖くて声を出せない、通勤・通学途中で時間もなく駅員に届け出ることを諦めたり、あるいは混雑している車内で痴漢行為かどうかの確証を持てないといったこともあり、見逃されがちな傾向があるのではと考えます。

一方で昨今は、示談金目当てに被害者を装い、罪のない人を陥れる「冤罪」につながる事態も発生していると聞きます。
また、少年が痴漢被害に遭うケースもあるとのことに「痴漢」という犯罪が複雑さも増しているのだなと思いました。









委員会では、
未然に防止するための「抑止力」の重要性を訴え、『一般社団法人 痴漢抑止活動センター』の取り組みなどを紹介しました。
一例として
「私たちは泣き寝入りしません」
とか
手錠のイラストと共に
「痴漢は犯罪です」と書かれた缶バッジをバッグにつけたことで被害が半減したという実績があるとのことです。

他にも道警との連携・協力が必要不可欠ですが、女性警察官が不定期でも乗車していることなどを周知する事で抑止力は強まるのでは・・など委員会の中ではさまざまな提案をさせていただきましたが、質疑を通して「今後、交通局としても地域や学校などと連携して取組みを進めたい」「見て見ぬふりをしない~新たな啓発活動を展開したい」との答弁があり、その後、思った以上に早く、その動きがありましたので報告させていただきます。



『令和3年度第1回マナー及び痴漢防止キャンペーン』
が12月2日(木)~7日(火)の朝の通勤時間帯に行われました。
大通駅やさっぽろ駅では歩きスマホやエスカレーターマナーの呼びかけを。
月寒中央駅・学園前駅・東区役所前駅では、車内マナーと痴漢防止を。

特に痴漢防止キャンペーンは。地域防犯の観点からより効果的な啓発活動を・・というねらいで、北海道警察本部や近隣の高等学校にも協力依頼をし、合同で啓発活動を行いました。

<東区役所前駅> 警察の協力をいただきました。


<学園前駅・月寒中央駅>警察・高校の先生との三者合同啓発








「痴漢防止キャンペーン中です、痴漢を見かけた際には、駅係員へお知らせください。痴漢防止のため、皆さまのご協力をお願いします」という放送が流れたり、プラカードやポスターが掲示されました。
通勤途中に耳にしたり、目にとまった方もいらっしゃるかと。

痴漢被害を受けている本人は声も出せず、また、その犯人が誰であるかの見当がつきません。
しかし、被害者の周りにいる方であれば、冷静に判断ができるかと思います。
冤罪を生み出すことなく、痴漢という人を貶めるような行為をする犯人を名指しできるのは、周りにいる人です。
痴漢は犯罪!

許してはなりません。


〝あなたの勇気で救われる人がいます。