『グリーフケア』…ご存知でしょうか。


私自身は聞いたことはありましたが、正直よくわかっておりませんでした。

グリーフ(grief)とは…、

(死別などによる)深い悲しみ、悲嘆、苦悩などを意味する言葉で、配偶者や子ども、親などの家族や親しい友人など「大切な人」と死別した人が、深い悲しみから精神的に立ち直り、社会に適応できるように支援することを「グリーフケア」といいます。


【コトバンクより一部引用】



先日、その『グリーフケア』について

会派の政審会として勉強会を開催しました。


講師は、看護師・保健師、そして日本グリーフ専門士協会グリーフ専門士の資格をお持ちで、ご自身が第二子の(39週での)死産という大変辛いご経験をされた村田美沙希さんです。

深い悲しみの中で、

役所への手続き(妊娠週数によって死産届、出生届と死亡届の両方を提出する場合があるとのことです。)、火葬〜葬儀といった現実的な対応を求められるその状況は、あまりにも過酷であり、直前まで妊婦であったその心身へのダメージは想像を絶するものと非常に胸が苦しくなりました…。



大切な人を失うという経験は同じであっても、置かれている状況、その悲しみの深さや回復へのステップ等々、一人ひとり正に千差万別で「早く忘れることが供養になるよ」と言われ傷つく方もいれば、実際にそのことが立ち直りの糸口となった方もいて複雑な情緒を他者が理解するのは簡単な事ではないとも思いました。
お話を伺い、ケアを必要としている方、或いはケアを求めた時に繋がる窓口が必要だと考えますし、現在、札幌市を含め多くの自治体、行政ではグリーフに特化した相談窓口がありません。

12月2日の市議会、第4回定例会において村山 拓司議員から「母子保健におけるグリーフケアについて」わが会派を代表して質問をいたします。



「今後沢山の病院や施設、行政でも流産や死産されたご家族のケアが十分にいきわたりますように」

◎なごみ代表・村田美沙希さん


村田さんの第二子「タク」くんを抱かせていただきました。出生体重3.5キロ、ズッシリとした重みです。タク君とは日常生活はもちろん、旅行にも一緒に行かれて、このメモリアルドール(ぬいぐるみ)も大切な事業の一つです。



赤ちゃんを亡くしたご家族への心のケアや支援の必要性について意識を高め、大切な赤ちゃんに思いを寄せる日本オリジナルのピンク&ブルーリボンバッジ




「なごみ(グリーフケア)」さんでは、個別でお悩みを受け付けていらっしゃいます。ご質問等がございましたらお気軽にご連絡をくださいとのことです。