今回のブログ担当の蛯名です。

 

 本日は五十嵐市議(東区)のインターン生と合同で,
札幌市教育委員会学校教育部児童生徒担当課の須藤勝也課長同行

のもと、創立115年の歴史ある北九条小学校の見学に行ってきました。


齊藤隆浩校長先生と小笠原教夫教頭先生にご案内して頂きました。

 

 齊藤校長先生から、北九条小学校の歴史や学校教育目標、

地域のつながりの深さや,「通級学級」などについて、

 須藤児童生徒担当課長からは

「学校を支え子どもの未来を拓く教育行政」について伺うことができました。 授業見学や給食の試食などもさせていただき、そのうちの3点ほどを綴っていきます。

 

・「通級学級」
北九条小学校には特別支援学級のほかに「通級教室」があります。
通級教室とは弱視や難聴、言語障害などの比較的軽度な障がい

を有する児童が週に1~2回程度他の小学校からその児童に

合った授業を受けられるというものです。
通級教室は数が少なく、小竹市議も過去に通級教室を視察に訪れた事があるそうです。

 

・授業見学
四年生の社会科の授業を見学。
課題に対して、各自のノートや教科書でそれぞれ自分で

調べものをし、発表をするというものでした。
調べものをする時間のタイムキーパー担当の児童がいたり、
発表した児童が次の発表者を当てるなど共同で答えを導き

出していました。担任の先生は児童ひとりひとりを見て

その手助けをし、受け身ではなく、学級全員が授業にのめり

こんでいました。


・新校舎
北九条小学校は3年前に新校舎となり、
ドアのない開放的な教室やヒーター付きの屋内プールなど、
自分が知っている学校とは違い、「最先端」の学校でした。
階段には展示ブロックと手すりがあり、多目的トイレがあるなど
誰にでも優しい造りになっていることに感動しました。

 

北九条小学校には、

外国籍で日本語が話せない状態で入学してくる子どももいるそうですが、学校生活をする中で1か月もすると、日常会話ができるようになるようです。

 

給食試食の際に、校長先生からは、

食べ残しや調理経過ででる捨てる部分などを肥料にする

フードリサイクルの実践についても伺いました。


また、ディスカッションの時間も設けていただき、
教育の今日的課題であるグローバル化についての

具体的教育方法や、
ネットトラブルが起きてしまった場合の対処についてなど

質疑応答が飛び交いました。

私も札幌らしい特色のある教育である「雪・環境・読書」の中の
私自身が苦手な読書についての具体的取り組みについて

質問させていただきました。

 

齊藤校長先生は、

「朝起きて、さあ早く学校行きたい!と思える学級づくり」を、 

みんなの笑顔があふれる学校に(子どもにとっての学び甲斐)、
保護者  通わせ甲斐

教職員  働き甲斐(やり甲斐) という
学校づくりを目指しているそうです。

 

地域との関係についても、

地区青少年育成委員会行事が小学校グランドで行われたり、
また、教育ボランティアや授業へのゲストティーチャー

地域の方が担当するなど深くつながっているそうです。

 

北九条小学校校舎の北側には大きな木があります。
夏には木陰を、冬には冷たい北風を防いでくれます。
昔、北10条での火事のとき校舎を守ってくれたそうです。

 

学校現場の貴重な話の数々に、給食の試食に、
授業見学、校内見学と盛りだくさんのプログラムは、
インターシップ生でなければ経験できないことでした。
受け入れていただいた北九条小学校に、

そして、同行いただいた須藤課長に感謝申し上げます。

 

市議の写真がうまくとれませんでした。

腕の未熟さに改めて気が付く蛯名でした。