9月30日(火)代表質問二日目、本会議終了後
雨の荒井山シャンツェ札幌ジャンプ少年団のナイター練習を見に行って来ました。

着地点付近からジャンプ台の上を見上げると色とりどりのスーツを着用した小学生が次々と軽やかに飛んでいます。
季節はもうすっかり秋で夕方の時間、雨も降って気温も低い中、半袖姿の子もいました。

雨脚が強くなってきたので練習は早めに切り上げられ、指導にあたっている保護者の方々に、少年団の置かれている現在の状況、課題や子どもたちの様子を伺いました。

スモールヒル(K点25m)

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私は今年2月の第一回定例市議会の代表質問で

「ウインタースポーツにおけるジュニア選手の育成について」質問し、

ウインタースポーツ都市として札幌の名を国際的なものにするためにも、また、オリンピック出場とか トップアスリート を夢見てひたむきに頑張っている子どもたちのために、ぜひとも施設と指導者が両輪となってうまく回っていきますように、でき得る限りの支援をしていただきたいと市に求めました。


市議として出来ること、議会で質問することも大事ですが、さまざまな機会をとらえて発信し支援を求めていく~企業の社会貢献活動につなげていくことも大事なことと捉えています。

昨日、支援に動いていただけそうな企業の方をお連れしての見学と保護者の方々との懇談でしたが、まずは初めの一歩。「少しでも前に」とは、昨日のブログにも書かせていただいた通りです。


このブログ記事下部に代表質問内容を記載しましたので、ご興味ある方はご一読ください。

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礼儀正しく、明るい子どもたち。

2026年、現在札幌への招致を検討中の冬季オリンピック―。

「その時はいくつになってる?」と聞くと、

「えっと~、…22歳!」
と、元気いっぱいに答えてくれました。


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平成26年 第一回定例会(2月21日)

「ウインタースポーツにおけるジュニア選手の育成について」

ウインタースポーツにおけるジュニア選手の育成について伺います。
 今月7日からウインタースポーツ最大の祭典である冬季オリンピックがロシアのソチで開催されております。開会式では札幌にゆかりのあるスキージャンプの葛西選手が主将を、女子カーリングの小笠原選手が旗手を務め、10代の選手の活躍も含め、きのうまでに日本代表選手が8個のメダルを獲得し、大いに盛り上がりを見せているところであります。
 特に、女子カーリング競技においては、豊平区月寒にあるどうぎんカーリングスタジアムをホームリンクとする北海道銀行フォルティウスが出場し、健闘したことは、非常に喜ばしく、私たちに誇りと感動をもたらしてくれました。北海道銀行フォルティウスを指導する日系3世のカナダ人、フジ・ロイ・ミキ氏は、選手時代に大会で常呂町を訪れたことが縁で長年にわたり小笠原選手を指導しているとのことです。この小笠原選手の例が示すとおり、施設と指導者、この両輪がうまく機能することで一流のアスリートが生まれるものと考えます。
 一方、すばらしい施設があり、やる気もあるジュニア選手がいるにもかかわらず、指導者が不足しているため、思うように競技力を伸ばすことができない種目もあります。一例を挙げると、札幌ジャンプ少年団では、専従、専属ではなく、ボランティア的な指導者であるために、指導者が不在の場合は競技経験のない保護者の方々が指導に当たらざるを得ない場合もあり、大変苦慮していることを聞いております。もし、将来、冬季オリンピック・パラリンピックが再び札幌で開催されるならば、地元の札幌市から代表選手が輩出され、ぜひとも活躍してほしいと期待しますが、現在の状況下ではそれも非常に難しいのではと考えます。
 平成24年に策定された国のスポーツ基本計画の政策目標の中に、国は、ジュニア期からトップレベルに至る体系的な人材養成システムの構築やスポーツ環境の整備を行うというものがあります。これは、国の果たす役割として挙げられていますが、さらにウインタースポーツの振興を図ろうとしている札幌市にあっては、国任せにするのではなく、ジュニアの競技力向上に積極的に一翼を担うべきではないかと考えます。札幌市は、2017年に冬季アジア大会を開催することが決定しており、来年度は冬季オリンピックの誘致に関する調査を行うこととしています。ウインタースポーツを都市の魅力、文化の一つとして世界に発信している札幌市ならば、積極的に国や各競技団体に働きかけ、それらと連携してジュニアの育成に力を注ぐべきと考えます。
そこで、質問ですが、

札幌市としてウインタースポーツにおけるジュニア選手の育成についてどのように考えているのか、伺います。

札幌市には、ウインタースポーツのオリンピック出場経験者が多く在住していることから、将来のオリンピック出場を夢見るジュニア選手の育成にこのような人材を活用することも可能な状況にあります。そうでありながら、その人材を生かし切れていない現状に加えて、少年団など一つのチームにとってそのような指導者を確保するには、財政的な面で負担があり、障壁となっているのではないでしょうか。ジャンプ競技が盛んな下川町においては、元競技選手を町の職員として採用し、ジャンプ少年団の指導に当たらせているという例もありますが、大都市である札幌市においては、さまざまな競技種目があり、一つの競技種目に特化した取り組みをすることは難しく、財政的な支援にも限界があると考えます。
 こうした中で、今回のオリンピックでも選手の支援に多くの企業が名乗りを上げている例も見られ、また、企業の社会貢献活動もさまざまな分野で行われています。民間企業の経済的支援が受けられることで、オリンピアンを指導者として確保することや派遣を受けることも可能になると考えます。
 オリンピックにおける支援では、現在のJOCスポンサーのゴールドパートナー7社を見ても、アサヒビール、NTTドコモ、味の素など、そのうちの6社が東京に本社または本社機能があり、オフィシャルパートナーやワールドワイドパートナーなどのスポンサーも含め、大半の企業が東京、首都圏に本社機能があります。一方、企業の社会貢献活動は、北海道においても、北海道日本ハムファイターズやサッポロビールなども積極的に取り組んでいますが、全国的にはコナミや日清食品などの取り組みが有名であり、今後、東京オリンピック開催を契機にこれらの企業の動きは全国的により加速されていくことも予想されます。札幌市として、札幌に本社を置く企業はもとより、支社、支店を置く企業に応援、協力を求めることにとどまらず、札幌の支社、支店への働きかけと並行して、大手企業の本社機能が集積する首都圏における働きかけも行っていく必要があると考えます。そして、その際には、当然、札幌市の東京事務所の活用も必要になってくると私は考えます。
そこで、質問ですが、ウインタースポーツのジュニアの強化のために民間事業者の応援、協力を得ることが必要だと考えますが、いかがか。また、その際の首都圏における札幌市の東京事務所の活用について、考えを伺います。