※アメンバー限定記事にしていましたが、

息子が「公開してもイイよOK」と言ってくれたので、あらためてアップします。






いったい、この画像が何であるかというと…、

高体連ハンドボール全道大会を10日後に控えた現在の息子の左手です。

2週間前の支部予選、準決勝前の試合中、負傷し病院へ。

「左母指CM関節亜脱臼」で翌々日、入院・手術(全身麻酔)となり、今、親指の付け根には太いピンが2本入っている状態です。

顧問の先生が「(息子が)抜けた穴は大きかった」と言ってくださったとのことでしたが、支部予選を何とか突破し、全道大会への出場を決めてくれたことを病院の待合室で、仲間からのラインで知ったようです。

ここのところの支部大会ではずっと優勝してきたチームのキャプテンでもあり、息子にとっては「高校最後の夏」。

正に試練です。

この間、どれだけ息子の心の中で激しい葛藤があったかと思うと…、母としては、たとえ「親ばか」、「バカ親」と言われても、本当に辛く、切なく、(できるものなら代わってやりたい…)と、できもしないことを考えます。

痛む左手を事も無げに「絶対、全道には出るから」「手術も受けない」と最初は頑なに言ってましたが、さすがにこの状態では、装具を着けている状態なのですから試合に出ることが認められないものと考えられます。

中学・高校とひたむきにハンドボールに打ち込んできたことを誰よりも知っているつもりなので、かける言葉もなく、ただただ見守るだけしかありません。

ある方に「成功体験だけが成長につながるわけではない」と言われました。

つまり挫折や不運、マイナスとしか思えないものが後々、その人間のプラスに変わるということなのだとは十分理解できるのですが…

今の息子にそれをいうのは“酷”なことのような気がしますし、いつか、きっと息子自身がそう思ってくれたら…、と願っています。


(試合、出られるといいなあ…)と、わずかな可能性に期待しているのは私も息子も同じ気持ちかもしれません。

ガンバレ、我が息子。