今年2度目の視察です。
昭和24年に開校した北海道札幌聾学校は、
幼稚部、小学部、中学部が設置されており、寄宿舎、乳幼児相談室(0歳~2歳まで)も併設されています。


なぜ2度も聾学校を訪れたのか―、
個人が特定されてはいけませんので詳細についてはここに記載することはできませんが、地域の学校へ就学を希望している子ども(聾児)とその親御さんからご相談をいただき、関わり始めました。

札幌市教育委員会や各相談機関、そして受け入れる地域の学校に支援と体制を整備してもらい、「子どもにとって何が一番良いのか」を最優先に、対峙するのではなく協力、連携を進めてほしいと考えています。

こう書いてしまうと簡単ですが、それには何故、専門的な教育機関である聾学校ではなく、学習面や環境面でもでも多くの困難が予想される地域の学校へ敢えて就学を希望するのかは
聾学校の現状を知ることなく語ることはできません。


平成19年4月より、北海道札幌聾学校では日本手話と聴覚口話(いわゆるトータルコミュニケーション)の二通りの教育・指導が取り入れられ、同じ学年でも教室を完全に分けて授業が行われています。


三定の代表質問に向けての政審会において
「札幌の特別支援教育について」「札幌の聾教育について」私が説明をした際に
日本手話?

聴覚口話法?
人工内耳?
と、私が初めてこれらの言葉を聞いた時と同様の疑問を持たれた政審会のメンバーの皆さんが、聾学校への視察を希望されて今回の視察となりました。

3月には一人でしたが、
今回は私を含め7人の我が会派の市議会議員とインターン生2名とで訪れました。


札幌市議会議員 小竹ともこ オフィシャルブログ Powered by Ameba


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視察終了後、市役所に戻り市教委と保護者と先輩議員にも加わっていただき、今後の子どもの能力、個性を最大限に発揮できる教育環境の整備について話し合いの場を持ちました。


一緒に来ていたその小学生は「なんで僕だけこんなに宿題あるんだよ~あせる」と言いながら夜11時まで勉強をしている頑張り屋さんです。

これからも将来の社会自立を目指して努力している小さい背中を、微力ながら応援していきたいと思います。