今日から3日間、札幌市議会 厚生常任委員会視察で札幌を離れます。
さて、先週更新するのを忘れていた記事を今頃…!?アップします。
5月2日(水)、
先輩議員の宮村もとこ市議とこじまゆみ市議と共に
午前中は東区の啓成会病院
午後からは清田区のさっぽろ香雪病院を視察してきました。
両院とも精神科医療を主としており、最先端の医療の技術が導入され、厚労省の新基準に適合した院内は非常に明るく快適な雰囲気であり、職員の方々がきびきびと働いておられました。
それぞれの病院を視察して、窓には鉄格子、院内は薄暗く…と言ったひと昔…ふた昔前？の精神科病院へのイメージは、一掃されるものとなりました。
しかしながら、それでもやはり精神科である院内にはさまざまな工夫が施されており、窓は全て強化ガラス、飛び降りや脱出を防ぐためのロックや、窓が開く角度の調整など随所に配慮されている面を見受けました。
一例として、
自殺防止～タオルやひもをかけることができないように
病室の取っ手はこのような形状のものを採用しています。
廊下の手すりも同様に
病室のヒーターが高い位置についているのは、患者さんが座ってしまう→壊れる、のを防ぐため。
ディコーナーに設置されているテレビ。
放り投げたり、叩きつける患者さんもいるとのことで、
しっかり縛りつけられていました。
作業療法室では男女10名くらいの患者さんたちが、お菓子づくり
の共同作業中で室内いっぱいにいい香りが漂っていました。
美味しそうな数々のメニュー 
人口減少社会ながら精神疾患者、超高齢化に伴い認知症患者も増大する一方の厳しい現実と今後について、啓成会病院 岡 五百里（いおり）院長、徳本栄子看護部長、岡 千晶事務長、小玉睦郎事務部長からさまざまなお話を伺いました。
午後から視察させていただいたさっぽろ香雪病院 森 一也 院長をはじめ、西山千代看護部長、中川直己事務部長が、精神科・診療内科の医療についての現状と課題等について院内をくまなく案内～非常に丁寧に説明してくださいました。
また思春期外来のドクター江川浩司診療部長は、早期発見、早期治療（療育）の重要性と必要性を説かれ、保護者と本人には精神科への抵抗感を越えて早めに受診してほしいとお話されていました。
両病院の皆さまにおかれましては、
大変お忙しい中ご対応いただき本当にありがとうございました。