豊平区にお住まいで、働くお母さん・Mさんから
私あてに表記の件で、メッセージをいただきましたので、このブログのページを借りて、私見を述べさせていただきます。
10月に札幌市が発表した「行財政改革推進プラン」には
児童クラブの充実~児童クラブや民間児童育成会の対象学年を(平成26年には)6年生まで拡大するとともに、児童クラブの開設時間を延長します―
とのプランが盛り込まれています。
そこまでは勿論、いいことなのですが、
児童クラブの延長時間(17時~19時まで)の部分を有料化
【月額3000円】にする予定も盛り込まれています。
これについては、
「少子高齢化、人口減少社会の到来など社会構造の大きな変化を見据えると、今後も改革の取組を継続して、時代に対応し市民自治をより確かなものにする行政運営の実現と、持続可能な財政構造の確立を目指していく必要があります。」と市のホームページにもあります。
非常に厳しい現在の経済・雇用状況と高齢化や人口減少社会のため財源不足を賄うため、
受益者負担~この場合、児童クラブを利用する子どもの保護者に対してその対価として負担を求めているのです。
ですが、このことについてはさまざまな問題を含んでいます。
① 利用する保護者に対しての説明も、この問題に対する議論も不充分である!
② 一般来館(自由来館)の子どもと、児童クラブを利用する子どもの棲み分けが難しいのではないか。
③ 17時以降有料になることで、留守家庭の子どもも17時に帰らざるを得ないようになる場合もあるのではないか。
今年の選挙前の上田市長のマニフェストでは
★ 児童クラブの対象学年を6年生まで拡大します
児童クラブ、民間児童育成会の対象を小学校6年生まで拡大します(現在は3年生まで)。
また、児童クラブの開設時間を延長します。【増分約5 億円】
2014年度までに6 年生まで拡大
2012年度から時間延長
とあります。
確かにこの通り、「行財政改革推進プラン」にもありますが、
延長時間(17時~19時まで)の部分を有料化【月額3000円】については一切触れられていません。
このことについて私は反対を表明していますが、財源不足の解消も問題点として挙げなければなりません。
長引く景気低迷の一方、社会保障費は右肩上がり。
財源についてもしっかり考えなければいけないことは当然です。
また、放課後の子どもプランについては、
「保健福祉」ではなく、「教育」という大きい枠組みで取り組むべきで
もっと全体的な大きな視点に立って議論していかなければならないと考えています。
11月には私ども自民党市民会議の女性議員で
文部科学省放課後子ども教室推進表彰を2年連続で受賞した
品川教育委員会「すまいるスクール」を視察し、じっくりお話を伺ってきました。
将来の札幌を担う今の子どもたちの育ちを豊かなものにするために、議論を尽くしたいと思っています。
(少々皮肉を込めて…)上田市長も札幌を日本一子育てしやすい街に…とおっしゃっていますし、
そうなるためには私どもも決して協力は惜しみません。