朝、一番で保健所と連絡、調整。

午前中、市役所、職業体験で来ていた西区の中学生4人と言葉を交わし、その後、札幌市商店街振興組合連合会(市商連)事務所にて、商店街に関する要望事項の聞き取り、意見交換など、中身の濃い内容で1時間半があっと言う間でした。


再び市役所へ戻り教育委員会と打ち合わせ。あまり実のある話にならず、ただ事実の確認に終始しました。

その後、先月に続いて今回は横山峰子先生と共に、白石区川北にある札幌乳児院へと車で向かい1時間ほどお話を伺いました。

まだ代表質問の項目に入れるべきかを悩んでいますが、現場にいる施設長さんに熊本にある「こうのとりのゆりかご」(通称・赤ちゃんポスト)についての考え方をお聞きしたかったのです。

「こうのとりのゆりかご」は行政の施設ではなく民間の病院が国と県からの措置費などで運用しており、市に対して働きかけるべきことではないという考えがあります。

迷いに迷いながらも、とにかく、どのような考え方をされているのかをお聞きしました。


お話を通じて、そのこと以前にしなければならないことがあるのだな、と感じました。
つまり乳児院の存在そのものがあまり知られていないという事実。

私も勉強不足は否めませんが、札幌乳児院が中心部からはかなり遠いこの場所にあることは前回ここを訪れるまで知りませんでした。

更に世間一般では乳児院がどのような施設であるのか正確な知識を持っている方が少なく、乳児専用の医療機関と勘違いされている方もけっこういるのでは、とのことです。

ただ当然ですがこの施設の性格上、「もっとご利用ください」とはならない訳で

その辺の広報についても一つ課題があると思いました。


来週、熊本「こうのとりのゆりかご」(通称・赤ちゃんポスト)の視察に行ってきます。

何らかの答えを自分自身の中に持って帰ってきたいと思ってます。

「棄児」という現実に向き合う。それをゼロにするためには、やはり回り道であっても「教育が大切」という結論になることを承知の上で、現代社会で継続されていく議論の一つではないでしょうか。


あなたは「こうのとりのゆりかご」(通称・赤ちゃんポスト)についてどうお考えになりますか。