少子化対策特別委員会結審、高松屋島LCとの合同例会
午前8時5分〜30分、新西山崎交差点(讃岐うどんぼっこ屋西山崎町店・ローソン高松西山崎町店・ラチェットモンキー高松市ルート32号店前交差点)で1985回目の『朝のご挨拶』。
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まず、委員会関係の県当局異動者からの挨拶。
その後、昨年5月臨時会以降、県内・県外行政視察等で調査をしていた少子化対策の推進について結審。
課題や令和5年度の取組状況、施策の評価、今後の施策展開について県当局から説明がありました。
【経済的負担の軽減-今後の施策展開】
○第3子以降保育料免除事業や第3子以降学校給食費無償化事業の実施、本県独自の大学生等奨学金制度に加え、日本学生支援機構の第一種奨学金を活用した奨学金返還の支援制度と合わせて制度運用を行うなど、子育てに伴う経済的負担の軽減を図る。
○引き続き不妊治療や不育症検査等への支援を行うほか、妊婦・子育て家庭への伴走型相談支援と経済的支援を一体的に実施する「出産・子育て応援交付金事業」を行う市町への支援や、産後ケアにかかる経済的負担の軽減を図る。
○ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の導入のほか、新たに既存住宅の断熱改修に対して補助額の加算を実施し、住宅における脱炭素化を図るとともに、子育て世帯の経済的負担の軽減を図る。
【子育て拠点の充実-今後の施策展開】
○一時預かり事業や延長保育事業、地域子育て支援拠点事業等の充実に努めるとともに、放課後児童クラブや放課後子供教室などの放課後児童対策を進める。
○スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの研修に取り組むなど、子ども・子育てに関する相談・援助体制の充実を図る。
○子どもが、生きる力の基礎や基本的な生活習慣を形成し、豊かな人間性を育み、健康、安全で安心して生活を送ることができる教育・保育環境の充実を図る。また、保育所等利用待機児童の解消に向けて市町と連携を図りながら、保育の受け皿の整備に努めるとともに、潜在保育士等の就職支援、保育士資格者の増加策、現任保育士の離職防止対策等により、保育の需要に見合う保育士人材の確保に努め、提供体制を確保していく。
○保育所等利用待機児童の解消に向けて市町と連携を図りながら、保育士の人材確保に努める。また、新規採用教職員などの従事者の研修を実施するとともに、幼児教育スーパーバイザー等を派遣し、「香川県就学前教育振興指針」の趣旨に沿った指導・助言を行うことで、就学前教育全体の質の向上を図る。さらに、本年度設置した「かがわ幼児教育支援センター」を拠点として、保育者の専門性の向上の取組みを一層推進する。
○医療機関、市町等と連携し、妊産婦メンタルヘルス対策や多胎児支援などに取り組み、児童虐待の未然防止、早期発見、早期対応に努め、児童虐待防止対策を推進するとともに、支援機関向けの研修や、ヤングケアラー等を対象としたオンラインサロンの運営を効果的に行うことにより、ヤングケアラー支援体制の一層の整備を図る。また、社会的養育体制の充実を図るため、里親委託や施設の小規模化・地域分散化等による家庭養育の推進及び 一時保護となった子どもや、施設や里親のもとで暮らす子どもに対する丁寧な意見表明支援やより実効性のある体制整備に努める。
○さらに、障害児通所支援事業所における療育の専門性を高めるための事業所職員の資質の向上や、障害児の支援に関わる相談支援専門員の質の向上に努めるとともに、特別な支援を必要とする幼児児童生徒の指導に関する小・中学校等への連携訪問・教育相談の充実を図る。「県医療的ケア児等支援センター」において、引き続き支援者に対するフォローアップ研修及び資質向上研修を行い、医療的ケアが必要な児童等とその家族が住み慣れた地域で生活できるよう総合的な支援体制を構築する。
【みんなで子育て―今後の施策展開】
○「かがわ育児の日」の普及啓発や「家庭教育啓発月間」などの啓発活動を推進し、社会全体での子育て支援ネットワークの充実を図る。さらに、香川県相談業務支援ネットワーク会議の参加機関の拡充及び緊密な連携の強化、情報の共有の推進を図る。
○地域や企業等との連携・交流を通じた実践的な学習活動や社会人等の講師招聘、インターンシップなどの実施に努めるとともに、若年無業者等を安定就労に導くため、国が実施している地域若者サポートステーション事業と連携し、ジョブトレーニング等就労意欲を高める施策を実施する。さらに、香 川労働局など関係機関と連携を図りながら、働き方改革や女性活躍の推進、男性育休の取得促進に取り組むことにより、働きやすい職場環境づくりに努める。
○「かがわ縁結び支援センター」では、会員に向けた一層の支援の工夫と充実を図り、結婚を希望する男女の出会い・結婚を積極的に支援するとともに、 「縁結びおせっかいさん」や「応援団体」、「協力団体」及び県内各市町とも連携し、社会全体で結婚を応援する機運の醸成を図る。
○子どもの頃からの望ましい生活習慣の定着に向けた地域ぐるみの取組みや、妊産婦や子ども、またその家族の歯と口腔の健康づくり、思春期保健対策等、子どもを健やかに育てるための健康づくりを進める。また、若い世代が将来の妊娠を考えながら自分のライフプランに適した心身の健康管理を行う「プレコンセプションケア」を推進するため、医療、保健、教育、福祉などの幅広い分野で連携を図りながら、正しい知識の普及啓発を図る。
○ひとり親家庭等の自立を促進するために、関係機関と連携し、相談機能の充実、子育てや生活への支援、就業への支援などを総合的に推進する。また、貧困の状況にある子どもへの支援活動が持続可能なものとなるよう、地域ネットワークの強化等に努める。
○バリアフリーの推進など、子どもや子育て家庭にやさしいまちづくりを進めるとともに、子どもの安全を確保するための活動の推進や子どもを取り巻く有害環境対策の推進、ネット・ゲーム依存対策の推進を図る。
○確かな学力と豊かな人間性を育てる学校教育の推進や家庭教育への支援の充実を図るとともに、養成した読み聞かせアドバイザーを幼稚園・保育所等に派遣し、家庭での親子読書の機会を充実させる。また、子どもたちに体験活動や交流活動を提供する事業を幅広く公募し、多くの地域で実施できるよう努めるなど地域の教育力の向上を図る。
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