総務委員会現地視察 | とみの和憲 徒然ブログ Powered by Ameba

総務委員会現地視察

雨が降る朝…、ちょっと出遅れましたが、午前8時10分〜30分、成合大橋西交差点(ハローズ円座店前交差点)で1940回目の『朝のご挨拶』。
ゴム長靴を履いて立ちましたけど、革靴と違って冷えますね…(^_^;)
 

 
『朝のご挨拶』後、午前9時15分頃、香川県議会に登庁。
 
午前11時から総務委員会があり、委員外議員として出席。
 

 
委員会散会後、すぐさま閉会中継続調査事件(文化芸術による地域活性化について、多文化共生施策の推進について、交通死亡事故抑止総合対策の推進について)に関する現地視察へ。
 
まず、「多文化共生施策の推進について」に関して、高松市錦町1丁目の専門学校穴吹ビジネスカレッジへ。
 

 
学校関係者からご説明頂き、5名の学生さんと意見交換。
 
 
【専門学校穴吹ビジネスカレッジ】

1.学校法人穴吹学園の概要
穴吹カレッジグループは、中四国地区に14校の専門学校を擁する専門学校グループである。
このネットワークのもと、教育環境の充実を図るとともに、時代を捉えた多彩な学科・専攻・コースの設定で、「好きを極めた プロフェッショナル」 の養成を続けている。
また、将来仕事で必ず求められる 「人と向き合う力」を身につけるための、人間教育プログラムに取り組んでいる。
2.日本語学科の概要
平成4年の開校以来、2,000名を超える留学生に日本語教育を行っている。現在は、高松・福山・徳島の3校で多くの学生が日本語を学習している。 
温暖な瀬戸内海、災害も少なく、少ない生活費で安心して暮らせる地方都市ならではの教育環境で、留学生活を教育及び生活の両方からサポートを行っている。
(1)日本語学習
専門学校穴吹ビジネスカレッジ日本語学科では、「読む・書く・聞く・話す」 の4技能をバランスよく習得させるとともに、 日本の文化や社会事情、生活習慣についても学習を行っている。従来のように文型を暗記する学習ではなく、どのような場面 その言葉が話されるかを意識し、より自然な日本語の習得を目指している。
(2)国際交流
様々な国や地域出身の学生とともに学習したり、交流したりすることができる環境を整えている。また、高校生との交流授業 や地域行事を通じて、日本人との交流の機会も設けている。

(3) アルバイトサポート

アルバイトは、日本語学習や日本の文化、ルールを学ぶ機会であるため、日本での就職を考えている学生に対して、面接練習 や履歴書記入指導など、アルバイト探しのサポートを行っている。

(4)進学・就職サポート

進学先学校の紹介や、入学願書の記入、面接の指導に加え、就職フェアの開催など、それぞれの希望進路に合わせた支援を 行っている。

 


午後から、まずは「文化芸術による地域活性化について」に関して、高松市亀水町にある瀬戸内海歴史民俗資料館へ。

 
 
館内を巡りながら、館長さんと学芸員さんからご説明頂きました。



【瀬戸内海歴史民俗資料館】

1.施設概要

(1)所在地 高松市亀水町1412-2

(2)開館時間 9時~17時(最終入館16時30分)

(3)休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日が休館)、年末年始 ※整理作業・展示替えのための臨時休館あり

(4)入場料金 無料

(5)概要 今年度、開館50周年を迎えた瀬戸内海歴史民俗資料館は、瀬戸内地方の歴史、民俗等に関する資料の収集、保管、展示、調查及び研究を行うことによって、郷土の歴史と文化財に対する認識を深めることを目的として設立された全国的にも稀有な広域資料館である。また、備讃瀬戸を一望できる瀬戸内海国立公園内の景勝地五色台にあり、建物は石積みを基調として五色台の 自然環境によく調和している。

2007(平成19)年に香川県歴史博物館(現・香川県立ミュージアム)の分館となった。

2.建物紹介

(1)概要 敷地面積45,094㎡、建築面積3,771.50㎡、延床面積4,441.11㎡

(2)特徴

・自然の地形を生かし、高低差約7mの山肌に馴染ませるように大小10室の展示室を一巡するように配置し、基礎工事の際に 敷地から切り出された石を外壁に積み上げている。

・中庭には手を加えない自然を残し、大きな窓が館内外の空間をつなぐとともに、建物を出入りしながら巡る独特の空間を 生み出している。展示室の壁面には高窓が設けられ採光されている。

 ・屋上展望台からは、季節の移り変わりや海の色、複雑な潮目などのほか、多くの船が行き交い、四方に陸地が見える瀬戸内 海独特の風景を望むことができる。

・設計は、当時香川県建築課長であった山本忠司 (やまもと ただし)氏。県庁舎等とは異なり、風土や地域の中での建築を 重視して設計し、地域の素材や技術を使って建築されている。
・資料館及び漁撈収蔵庫は、文化庁の国庫補助事業で建設
(3)受賞歴等
1975(昭和50)年 「日本建築学会賞(作品賞)」受賞
1988(昭和63)年 「第一回公共建築賞優秀賞」受賞
1998(平成10)年 「公共建築百選」選定
2013(平成25)年 DOCOMOMO Japanより「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」選定

3.事業概要
(1)収集・保管
・約30,000点の民俗資料を収蔵しており、そのうち、国の重要有形民俗文化財に指定されているのは、「瀨戶內海及び周辺地域の漁撈用具」 (2,843点、1977(昭和52)年指定)、「瀬戸内海の船図及び船大工用具」 (2,813点、1993(平成5)年指定)、「西日本の背負運搬具コレクション」 (310点、2015(平成27)年指定)である。
・木造船等が38隻あるほか、漁網など大型の民俗資料を数多く収蔵している。
(2)展示
・常設展示を行う第1展示室から第8展示室は、各展示室ごとにテーマを設定している。
・第9展示室・第10展示室では、年間3回程度テーマを設定して、歴史・民俗資料などを展示している。
・瀬戸内ギャラリー(第1展示室中2階)では、年間4回程度、「瀬戸内」「海」 「くらし」などをテーマとして、民俗・ 歴史・美術・自然・環境等の分野横断的な展示を行っている。
(3)調査・研究
・瀬戸内を対象とする広域資料館として、また、民俗分野を専門とする地域資料館として調査研究を実施。少子高齢化が進む地域社会の民俗調査を実施して記録化し、地域活性化に資するほか、コロナ下における地域の祭礼等の実施状況調査を行い、祭りの再開を目指す団体に当館の過去の調査記録を提供するなど協力している。

4.今後の取組み

・瀬戸内海を対象とする広域の民俗資料館として今後も調査研究を行い、瀬戸内海のガイダンス施設としての役割を担うとともに、瀬戸内国際芸術祭等とも連携しながら歴史や民俗、建築、自然やアートなどが融合した展示を行う。
・国立公園内に建つ資料館の立地や建築としての価値・魅力も活用しながら、地域の方々と連携し、子どもたちの学びの場としても一層活用していただけるように取り組む。
・民俗資料館として、地域調査に継続的に取り組み、香川の暮らしの中で育まれてきた祭礼や伝統文化の現状を把握し、その継承・活性化に向けてセイフティ・ネットとしての役割を果たす。
・瀬戸内海国立公園90周年や大阪・関西万博などの機会を捉えて、効果的な情報発信を行う。


次に、「交通死亡事故抑止総合対策の推進について」に関して、高松市郷東町にある香川県運転免許センターへ。

香川県警察交通指導課からご説明頂きました。



香川県運転免許センター(三次元(3D) レーザースキャナ) 】

1.三次元(3D)レーザースキャナとは
交通事故現場等において、レーザー光と超高精細カメラにより測量する機器
令和5年2月1日導入、解析図化機を含む予算規模は6年リース契約で約4,700万円
2.三次元(3D)レーザースキャナでできること
測量したデータを解析図化機に移行し、事故現場や事故車両の精密な図化、三次元立体カラー画像やシミュレーション動画の作成、車両の位置特定や速度鑑定などに活用
3.測量方法
歩道や中央分離帯に三脚を設置して行い、約10m間隔で移動しながら複数箇所で測量を 実施(1回の測量時間は約7分) 
従来のステレオカメラでの測量に比べて大規模な交通規制が不要となり、少人数の2〜3名で測量が可能
4.データの解析
測量した複数のデータを解析図化機に取り込みーつのデータに合成、ノイズを除去することにより画像(点群データ)が完成
データを基に作成した画像は、一見写真に見えるが、拡大する と何百万個もの点群となっていることから点群データと呼ばれ、測量技術を用いていることから正確な測量が可能
5.活用事例
昨年中の活用実績は、危険運転致傷や過失運転致傷事件の痕跡撮影や速度鑑定など合計16件(道路8件、車両6件、列車1件、 建造物1件)



現地視察日程を終えて、午後3時頃、香川県議会に帰着。

午後5時5分頃に退庁するまで、議員控室で代表質問(2月21日)の質問原稿のパソコン作業…。
色々苦労しています…(^_^;)

退庁後、立憲民主党香川県連・小川淳也事務所共同事務所に立ち寄ってから、午後7時から伏石町の「中華料理 華宮」さんでの、日頃お世話になっている方々の新年会に参加。

帰りは代行運転を利用し、午後9時30分頃に帰宅。