2024年5月【読書記録】3冊+おまけ6冊 | ひとしずくの純金

ひとしずくの純金

たったひとつのわたしの生き方を見つける旅

 

はぁ~
6月の下旬も下旬、

あと2日で終わってしまう
こんなタイミングになってしまった!

さっそく参ります、5月の読書記録。
おつきあいくださいませ。
 

 

 

 

『もうやってらんない』
カイリー・リード 著
岩瀬 徳子 訳

おもしろかったです。
ある種の読み応え?というのか。

差別をしてはいけません、
というのはみんな知っている。

だから、
私は差別主義者ではありません、
とみんな言う。

差別はいけないと知っているし
私はしないから
差別主義者ではない。

そう信じている。

だけど、
それで本当に差別主義者ではないと
言えるのだろうか。

『ホワイト・フラジリティ』
で語られている難解な部分を

この本は
物語仕立てで理解を助けてくれる、

そんなふうに感じました。

最近では理解が進んで
マイクロアグレッション、なんて言葉も
通じるようになってきました。

もう「私は差別しない」と
自称するだけでは追い付かない、

そういう時代になってきていると思います。

人種だけでなく
さまざまな場において共通する

”根底にあるもの” をみんなで理解し

具体的に取り組んでいく必要がありますね・・・。
 

 

 

 

『村上春樹全作品 1979ー1989 ⑦
 ダンス・ダンス・ダンス』
村上 春樹 著

ん~・・・
おもしろかったです。

偶然なのか、
3月に読んだ『ねじまき鳥クロニクル』の
習作?のような印象の作品でした。

画家でも小説家でもそうなんだけど、

こういう ”同じモチーフ” を
しつこく何度も作品として扱う人、

いますよね。

手を変え品を変え角度を変え
しつこく、何度も何度も
同じモチーフに取り組み続ける。

そういうのね、
私はすごいびっくりしてしまうんですよね。

びっくりするし
羨ましい。

かっこいいな、とさえ思う。

だって、それって
人生のテーマに出合ってる
ってことでしょう?

読む順番がめちゃくちゃになったけど

『ダンス・ダンス・ダンス』があって
『ねじまき鳥クロニクル』が生まれ
『1Q84』に至る。

まだ先があるのかもしれないし

もしかしたら
もっと前があるのかもしれないけれど

(羊がらみは20代の頃に読んだけれど
 あらかた忘れてしまった・・・)


いずれにしろそうなったら
他者がどうのこうの言おうと

本人としては
それをやるしかないんだろう。

私たちはその雫を見せてもらうだけ。

いいなぁ、と思う。
 

 

 

 

『就労支援物語』
神山 包 著

隣接する分野なのかな?
それなら知っておいてもいいかな、

と思って読み始めました。

うーん・・・。

なるほどね・・・
そういうことをやっているんだね、

と理解は深まりました。

支援の現場において
プロフェッショナルが『愛』を持ち出すのは
私は嫌いです。

プロフェッショナルなら

愛を持ち出したい葛藤を抱えながら
それを言い訳にしない支援の道を探る、

それがプロとしての姿勢だと思うから。

愛なんて
人類が誕生して以来、

どんなにすごい哲学者だって
文学者だって
医学者だって
経済学者だって
社会学者だって
心理学者だって

誰も定義できていない言葉なのに

(そして各分野の最高峰の人たちが
 それを見つけるために全身全霊を注いでいるのに)


それをプロフェッショナルが
安易に持ち出すってどういうこと?

と思います。

だから私は現場に愛を持ち込まない。
大事なものだからこそ愛を理由にしない。

クライアントについて
「愛を受けなかったから」
 

などと理由づけする支援者を

私は信用しない。

この人とは一緒に仕事しても
合わないだろうなぁ・・・(笑)。
 

 

 

 

↓〈おまけ〉↓

 

『28文字の片付け』
『28文字の捨てかた』
yur.3 著

小気味よく
ポンポンと進みます。

スパっと切れのよい言葉が
片付けを後押ししてくれます。

思わず
「そうだよなぁ」とか
「確かに!」とかうなずきながら

図星を指されたり
うふっと笑ったり。

言い切るスタイルの怖さを踏まえて
あえて言い切る度胸の良さ

これも人気の秘密のひとつなのかな、
なんて思いました。

片付けに勢いがほしい人に(笑)。
 

 

 

 

『わたしのウチには、なんにもない。1~4』
ゆるり まい 著

片付けとか
ミニマリストとか

そういうものに関心のある人にとっては
おなじみの方かもしれません。

ミニマリストにはなれないけど
片付けはしたいと思う。

そのくらいの
”ゆるめ” 断捨離希望者のワタクシでさえ
知っているこの方。

ものすごい人ですよね・・・。

ぜんぜんゆるくない。

アスリート系(笑)。

何年か前にはすでに
1巻と2巻は読んであったのですが、

続編が出ていることを知り

せっかくだから
1巻から通し読みをしました。

やっぱりすごい人でした(笑)。

ブログもあるそうなのですが、
そちらは見たことはありません。

だって・・・
怖いじゃん(笑)。

恐怖すら感じるモノの無さよ。
怖がってみたい方、ぜひ(笑)。



というわけで、
今回はオマケのほうが多かった。

片付けというのは本来、

時々スイッチを入れるのではなく

日々維持していく性質ものも
なんだろうな・・・

とは思う。



片付け系のアスリートたちは
たくさんいるけれど、

なかなかあぁはなれないままの
ワタクシでございます・・・。

あぁはなれないからこそ
憧れるんだろうなぁ。



7月もぼちぼち読んでいます。

みなさんは読んでいますか?
最近のヒットはどんな作品ですか?

いい出合いがありますように。
 

 

 

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