連休明け
早くも週末が待ち遠しい人も
多いんじゃないかしらん(笑)。
最初の一週間は
ちょっとエンジンかかりにくいよね。
週4日でほっとしている人も
そうでない人もお疲れ様です。
そんなぼちぼちで行きたい今週も
あと二日
読書記録も
ぼちぼちお付き合いくださいませ。
『今日もテレビは私の噂話ばかりだし
空には不気味な赤い星が浮かんでる
~統合失調症の私から世界はこう見えた~』
Himaco 著
意外と身近な統合失調症。
どのくらい身近というと
有病率0.8%くらいの身近かさ。
→数字の訂正をこちらの記事でしています
0.8%がどのくらい身近かというと
125人に一人という身近さです。
125人に一人というと
40人クラスの3クラスに一人、
3人家族なら42世帯に一人。
125人はちょっと半端だから
100人に一人とか
そんなふうに紹介されることもあります。
いずれにしろ
見渡した範囲の100人くらいの中に、
頭に思い浮かぶ100人くらいの中に、
「一人いるかもしれないんだな」
と具体的にイメージができれば
その趣旨は伝わったのだろうと思います。
やさしいタッチの絵の
漫画仕立てで読みやすい一冊でした。
とかく誤解を受けやすく
周囲から理解されづらい疾患の一つ。
当事者さんからのメッセージが
なるほどなぁ、
そうか、そういうことかぁ、
そうだよなぁ、、、
とゆっくり伝わってきました。
『エンデ全集3 モモ』
ミヒャエル・エンデ 著
いつか読みたいと思っていた
エンデの『モモ』。
すでに読んだ方も多いですよね。
人気作品なのは知っているのですが・・・
そして、読んで良かったし
ところどころ
メモしたくなるようなシーンも
いくつかあったのですが・・・
ちょっと疲れてしまいました。
『聴く』を仕事にしている私にとって
モモのような存在感は憧れるし
エンデの言わんとするところも
理解できなくないのですが・・・
なんでしょう
ちょっとお説教がましいかなぁ
思ってしまったよね。
解説だか対談だかの付録が
冒頭についていて
そこで河合隼雄先生が
おっしゃっているのと
まったく逆のことを感じてしまった。
みなさんはこの作品を
どう読むのでしょう?
訊いてみたいところです。
『エンデ全集4・5 はてしない物語』
ミヒャエル・エンデ 著
こちらも面白かったけど・・・
上に同じ、という感じです。
『ジムボタン』シリーズのように
もっと無邪気な物語が読みたかったな。
寓話というか、
仕込まれた ”学び” って
つまらないよね。
作者の意図の範囲にしか広がらない。
ただただ夢のある物語を読んでいたら
偶発的に学びを得た
というほうが
奥行のある学びが得られる気がします。
もっと読み手を信頼して
もっと幅をもたせた
曖昧な書きようでいいのにな。
線路に乗せられているようで
ちょっとうんざりしてしまった。
名作中の名作といわれる作品だし
大切にしている人もいるよね。
ごめんなさい。
この作品の良さが分かるには
もう少し大人になるか・・・
もしかしたら
大人になりすぎてしまったのかもしれない。
いつか良さが分かる時が来ますように。
というわけで、
4月は3タイトル4冊でした。
けっこう頑張った。
なんだかんだ言って
児童書や絵本は好きなのだ。
みなさんも好きなジャンルがあるよね。
何が好きですか?
最近のお気に入りはなんだろう?
いい出合いがありますように。
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カミヤカオリ