急なリスケなどなどで
余裕のできた昼下がり、
ひさびさに〈布もの〉を
引っ張り出してきました。
やろうと思いながらずいぶん
仕舞いっぱなしになっていたんですよね。
最近はアクセサリーのほうに
浮気していたし。
ごめん、布ちゃん・・・
というわけで、
やるぞー!の図です↓
道具と材料を並べてやる気を出す
他にも
ここには写っていないけど
アイロン台&アイロン、やら
カッターマット&カッター、
なんかも使います。
洋裁は道具がけっこういるね。
布や型紙を広げるから
場所もいるし。
一般的には
これにミシンが加わるんだけど
私はナシ。
そう。
未だにナシ(笑)。
なぜなら
モノを増やしたくないのと
メンテナンスができなそうだから。
使いこなせる気がしないんですよね、
ミシンって。
糸がからまったり引き攣れたり
自分でなんとかできそうな気がしない。
その点、手縫いは
手に負えないことがなくていいね。
気楽です。
はやく縫わなくてはいけない理由も
私には無いので手縫いでOK。
のんびり、ゆっくり、
少しずつ仕上げていきます。
・・・というわけで
あんまりミシンがほしいと
思わないんだよね、、、今のところ。
あともう一つ
手縫いのいいところ。
これは何度か書いたかもしれないけど
手縫いというのは
根気を養うのに効果的・・・
のような気がします。
飽くまでも主観ですが。
ちくちくちょっとずつしか
進まないというのはいいですね。
強制的にスローダウンさせられる。
ミシンではこうは行かない。
ダダダダーーーーーっと
加速したいだけ加速できてしまう。
手縫いを始めたばかりの頃は
一針ごとにしか進まない歩みに
イライラしてしまうし
先を見過ぎて
「まだこんなに縫わなきゃなのか・・・」と
絶望的な気持ちになるし
何のための趣味なのか
よく分からない状況になるわけだけど(笑)、
どんなに頑張っても
自分の力量以上のスピードは出せない。
ここがいいよね。
ミシンでも車でもそうだけど
自分の力量以上のスピードが出せてしまう。
手縫いはゆっくりで
もどかしいことがあるかもしれないけど
コントロールを失うことはない。
事故が起きない。
布と糸と自分の手を
じんわりなじませながら
その時、見るべき風景を見ながら
一針ごとに進んでいける。
この瞬間がけっこう好きだなぁ、と思います。
仕上げたい一心で
気持ちがはやっていた最初のころには
気づかなかったけれど。
当初感じていた
「強制的にゆっくりさせられる」が
いつの間にか
「このゆっくりがいいんだよね」
に変わっていた。
不思議だなーと思うけれど
これは私にとって
ある種の収穫なんですよね。
ゆっくりがいい、なんて
昔の私にはなかったことだから。
それもこれも
なんていうかこう、、、
手縫いをしながら
『千里の道も一歩より』を
オウチにいながら体験できたおかげ・・・
かな・・・と(?)。
はやくはやく
急いで急いで
と先へ先へと進もうとする私たち。
効率だの
コスパだの
なんでも天秤にかけようとする私たち。
放っておいたら
根気さえも「効率よく養いたい」
・・・なんて言いかねないよね(笑)。
物事のスピードをゆるめることは
物事の上限を決めることと同じくらい
大事だよなぁ、、、
などと私は思います。
一週間お疲れ様でした。
楽しい週末になりますように。
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カミヤカオリ