『支援観』は
支援する人によってさまざまあるだろう。
価値観やら人生観やらと同じで
人の数だけあるだろう。
それは分かっていても
どうしても頭に来てしまうこともある。
私にとって
”反吐が出るほど” ムカつくのは
「クライアントを慰みモノにするかかわり」。
自覚があろうとなかろうと
いちばん許せないのはこれです。
とはいえ。
何をもって ”慰みモノ” とするか、
の線引きはとても難しくて
これを考え始めると
『誰かの役に立ちたい気持ち』
にまで考えが及んでしまう。
そうなると
無関係でいられる人はほとんどいないよね。
誰でも
「誰かの役に立ちたい」と思っているし
自分の存在価値や意義を
なんらかの形で確認したいと思っている。
でもだからこそ
たとえ善意の ”お役に立ちたい” の
気持ちであっても
無条件で良きものとせず
「ひょっとして？」の視点を
忘れずにもっていたいと思うんですよね。
対人支援にかかわるのであれば特に。
善意であれば良きもの、
なんて単純な世界に私たちは生きていないし
もしそんなふうなら
思考停止だと私なんかは思っちゃうほうです。
支援の本質は、
などと語れるものは私には何もないけれど
それでも
自分が気持ちよくなるために
クライアントを利用しない
そのくらいは分かる。
もちろん、分かるとできるは別で、
自分のやっていることを振り返って
ぐぇぇ、、、と吐き気がしたり
なんてことだ、、、と情けなくなったり
はもちろんあります。
それは時に
キツイし落ち込むし嫌になるけど
だからこそ「次はやらない」の
戒めにもなっています。
自分が何か
気の利いたことを言って感動させるとか
鋭い視点で感心させるとか
気づきを与えて一目おいてもらうとか
そういった
”一見、いいこと” に思えることに
なんらかの自分のニーズが隠れていないか
敏感でありたいと思います。
自分の支援に酔っぱらって
自分が何をしているか分からない
そういう状態にならないよう
仲間の目であったり
バイザーの目であったり
何よりクライアントご本人の目で
見てもらうことが必要なんだろうな、
と思います。
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カミヤカオリ