明日から春･･･らしい。
暦の上では。
今日で土用も明け、
ちょっとずつ季節も気分も
和らいでくるとよいなぁ、と思います。
シンプルなたまごサラダに
クリームチーズとくるみをミックスした
ちょっと変わり種のたまごサンド＾＾
本当のことを言わねばならない。
そんな場面に
立ち合うことがあるでしょうか。
相手は気づいていないようだけれど
成長のためには言わざるを得ない。
弱点をはっきり指摘して
克服してもらわなければならない。
分っていないのだから
言ってあげないと分らない。
自分だって、できれば言いたくないけれど
言わざるを得ない。
言いたくない理由も
言わなければいけない理由も
さまざまあれど
「だって、本当のことだから」と
ズバッと相手の痛いところを突く。
そういう場面が･･･
まぁ、ありますよねぇ。。。
職場なんかだと
けっこうあるかもしれないですね。
後で「しまったなぁ」と悔やんだり
「いやいや、でも、あれは
あれでよかったんだ」と言い聞かせたり
言ってもモヤモヤ
言わなくてもイライラ
なかなかうまくいかないものです。
後悔と反省が入り混じるなかで
ぐるぐると考えてしまう。
本当のことだから言ってもいい。
本当のことだから仕方ない。
本当のことだから間違ってない。
いつか誰かが
言わなければならなかったんだ･･･。
確かにそうなのかもしれない。
でも、気分が良くないのも確か。
悩ましい。
一方で、別のところでは
本当のことだからって
相手が傷つくことは言ってはいけない
なんて
たしなめられることがありますよね。
まぁ、それも確かにそう。
言うほうだって
傷つけたいわけじゃないのだ。
なかなか難しい。
難しいから悩むけれど
どれだけ考えても
「やっぱり言わなければならない」と
譲れない場面だって
たぶんどこかにはある。
責任ある立場の人なら
そう簡単に捨ておけないですよね。
場を変えて、仕切り直して、頭を冷やして
どれだけ考えても
やっぱり言わねばならない、との
判断に至ったときでも
言わないのだろうか？
言ってはいけないのだろうか？
言わなかった責任は
問われないのだろうか？
そんな疑問やら不満やらが湧いてくる。
うーむ。
どうしたものか。
そんなとき、
こんなふうに考えたいのです。
『本当のことだから慎重に言う』
本当のことは
耳が痛いものですからね。
まずは準備して
慎重に言葉を選んで言う。
そんなふうに考えたいのです。
本当のことを言うのに
心を鬼にする必要はありません。
意を決して言わなければならない
感じがするなら、
それはまだ準備が十分でない証拠。
言わなければ、
言って分からせなければ、
の思いに飲み込まれているときです。
愛あるムチだ、なんて
強弁だと自分が一番わかってる。
そんな言い訳をするのは
自分だってつらい。
だからこそ
本当のことを伝えるときは
言うべきことは言いつつも
相手が受け取りやすい状態をつくる
相手も自分も傷つけない
そんな方向にシフトしたいのです。
本当のことを言うときは
準備が成否を左右します。
言い方だけでなく
受け取ってもらえるよう
日ごろから関係を築いておく、とか
本題よりももっと軽くて小さいものから
ちょっとずつ慣れてもらう、とか。
相手が「本当のこと」を
受け取れる準備が整うように手伝う。
準備にどのくらいの時間が必要か、は
相手の状態だけでなく、
二人の関係性や
”本当のこと” の性質など
さまざまな材料が影響するから
一概には言えない。
３日で準備が整うケースもあれば
10年かかることだってある。
それは一つひとつのケースで
判断していくのだと思います。
いずれにしろ
『本当のこと』というのは
相手にとって図星で
たいていはとても痛いことです。
自分でもうすうす分かっているからこそ
他者から指摘されたときの痛みは大きい。
分っているからこそ言われたくない。
傷つけることを
意図しているなら別ですが、
そうでないなら
本当のことだから言ってもいい、は
成立しないのですよね。
指摘してなんとかなるなら
そんな簡単なことはありませんから。
本当のことだからこそ
慎重に準備してから言う
でありたいな、と思います。
つい、勢いで
バシっと言ってしまうこともあるけど･･･
できるだけそうならないよう
心しておきたいなぁ、と。
『本当のことだから言ってもいい』
と乱暴にならず
かといって
『本当のことだけど言えない』
と弱腰にもならず
『本当のことだからこそ慎重に言う』
と向き合い続ける。
そのようなかかわりができたら
いいですよね。
まぁ～･･･
簡単ではないですけどね･･･(笑)。
遠い道のり。
ちょっとでも前に進めたらよいよね。
どうか『言う・言わない』の
二者択一に陥りませんように。
いつだって第三の道はある。
そんな気持ちで向き合えますように。
カミヤカオリ