心理士が身体のことをうるさく言うワケ | ひとしずくの純金

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たったひとつのわたしの生き方を見つける旅

 

今年もあと5日ですか。
私はあと3営業日で仕事納め。

残りのご予約も
数セッションのみになりました。

本当にあとちょっとだ。



気になっていた大掃除が
いよいよになってきました(笑)。

今年はちょっと気合を入れてやりたいなぁ
という気持ちがあって
掃除そのものは嫌ではないのだけれど

あんまり目標を高くし過ぎると
圧倒されちゃいそうで・・・

匙加減を気をつけなきゃな
などとも思ったり。



大掃除、
みなさんはいかがですか?

暖かい季節にやる、
なんてアイディアも聞くし
それもいいよなぁ、と思いつつも

やっぱり年末感を味わいたくて
好きでこの時期なんだろうな

とも思う。

寒いけど。ふふふ。

 

 

 







さてと。

先日、
イベントの多いこの時期は

賑やかに楽しんでいるように見える人も
案外、気持ちのアップダウンに
手こずっているかもよ?

なんて話をしました。

 

 

 


わーっと盛り上がって
どーんと落ちる。

この状態を仮に
『覚醒状態の調整がうまくいっていない』

と考えた場合、
どんなことが起るだろうか。

こころにも身体にも

影響があるはずですが、


今日はこころのことを考える前に
身体のほうを考えてみようと思います。

お付き合いくださいニコニコ



覚醒状態は状況に合わせて
ちょうどよく調整されているのが
理想的です。

安全な場所で
安心できる相手と
気持ちよくかかわれるような

そういう状況に
ちょうどよく調整されていれば

身体的にも心理的にも
心地よく過ごしていられるはずです。



ですが、
いつでも居心地よくいられるほど
人生は予定調和してくれない。

びっくりするような
急展開な事態が起こることもあれば

呆然としてしまって
動けなくなるようなこともある。

そこまで劇的な ”何か” でなくても
日々刻々と変わる環境に合わせ
覚醒状態は微妙な変化をしている。



身体的にも心理的にも

何もなく安全であれば
居心地のよい快適状態に

何かあればその中身に応じて
ぱっと動けるように、もしくは
じっと固まっていられるように

適切に反応できなければ
生き残ることができない。

我々に備わった機能ですよね。



状況に適切に反応するには
身体のあちこちが
一斉に反応することが必要です。

心臓だけ、胃だけ、
というわけにはいかない。



覚醒状態が変われば

心拍数や血流、瞳孔や涙
呼吸に発汗、消化機能、睡眠

などの変化はもちろんのこと

それだけでなく
中耳筋の調節まで変化するという
説もあるようです。

 



行動に起こすような
大きな反応から

微調整レベルの
小さな反応まで

それこそ全身で環境に合わせた
覚醒状態でいられるよう

自律神経が
つねに調整しているわけです。



覚醒しすぎも
そうでないのも

ほんの一時であれば
かかる負荷も一時ですが、

過覚醒がずーっと続くとか
低覚醒がずーっと続くとか

っていうのは
身体に負担がかかり過ぎる。

もちろん、心理的な負荷も。



覚醒状態の過剰もしくは低下は

心理的な負荷だけでなく
身体的な負荷も伴いますから

慢性的になれば
その負荷と関連した疼痛が
身体のどこにでもおかしくない。



覚醒状態の調整不全が疑われる
クライアントに身体の不調を訊くと

ほとんどの場合
なんらかの不定愁訴的な不調を
抱えていらっしゃいます。

頭痛薬が手放せない、とか
手足が冷たくてツライ、とか

身体がだるい、重い、とか。

そもそも

もう付き合いが長すぎて諦めてる

とおっしゃる人も多い。

ツライこと自体に慣れてしまっている。



しんどいだろうなぁ、と
思うのですが

ご本人たちはたいてい
 

「いつもこうだから
 ツライかどうかよく分からない」
 

なんておっしゃることも。

これらの不調が
もし覚醒状態の調整不全に
影響を受けているとしたら。

そう思わずにいられません。

 

もしそうなら

”不定愁訴” で片付けられない話に

なってきますよね。




もちろん、まずはきちんと
医師に診断してもらうことが大前提だし

人の身体は複雑だから
これという答えが一つには
ならないこともあるけれど

その中の一つとして
自律神経がちゃんと働いているかな、
って疑ってみてほしいんです。



身体の不調と
こころの不調。

とかく
「ニワトリが先か卵が先か」
みたいな話になりがちだけれど

もし、自律神経が
うまく働いていないとしたら

並行して起こっているかも
しれないじゃない??

そんなふうにも思うわけです。

 



自律神経の
目に見える構造(解剖学的なつくり)
役割りとしての機能(生理学的なはたらき)

両方がこころと身体の不調に
深くかかわっている。

そんなことを心にとめながら
クライアントさんのお話を伺っています。

そのせいか、

このところ理学療法的な視点は

こころのケアに欠かせないなぁ

などと最近は特に思います。




というわけで、
今日は先に身体の話からでした。

長くなりましたね。

 

話し出したらもっと深入りしそうな・・・

この辺にしておきます(笑)。


お付き合いありがとうございました。



様子をみながら
今度はこころの話も。

今日も一日お疲れ様でした。
明日もいい日になりますように。

 

 

 

カミヤカオリ

 

 

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