相手は私が何を生業にしているか
まったく知らない人でした。
行きがかりでほんの少し
”舞台裏” のお話を伺いました。
私が何者か知らなかったからこそ
話してくれたのかもしれません。
構えのないこころからの言葉に
思いがけず不意を突かれ、
こころの奥が「しん」と鎮まるような
泣きたくなるような感覚になりました。
悲しい話ではなかったのだけれど。
悲しい話ではないし
苦しい話ではなかったけれど・・・
でも、やっぱり
ある種の悲しさとか苦しさがあって
胸の奥がぎゅーっと
絞られるようでした。
相手にとって
何者だか分からない私が
相手の幸せを願っているからといって
何か言えることもなく
ただただ無力だな、って。
気の利いた一言も出ない。
まったくね。
ふぅ。。。
どこかに行こうとするとき、
道が定まるまでが一番苦しい。
定まらない状態にとどまるのは
こころの筋力を使う。
一番しんどい時だ。
いつかそのトンネルを
抜けるときがくるから。
それを信じて
自分の思う道を選んだらいい。
選ぶ勇気と
歩き通す根気
あなたの人生が
この二つに守られますように。
カミヤカオリ